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【市況】10日の株式相場見通し=祝日を前に利益確定売り優勢で反落

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 10日の東京株式市場は、11日の「山の日」の祝日を前にして、利益確定の売りが先行する展開となりそうだ。きのうまでの続伸で、日経平均株価は合計510円と大幅上昇したことからも、反動の売りが出やすい地合いとなっている。10日早朝の東京外国為替市場では1ドル=101円90銭台での推移となっている。

 9日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比3.76ドル高の1万8533.05ドルと小幅反発した。小売株などの一部に業績期待感から買い進む動きが見られたものの、全般的には手掛かり材料難のなか、積極的に上値を追う動きはみられなかった。また、米原油先物価格が下落したことで、エネルギー関連株には安いものが目立った。ナスダック総合株価指数は、前日比12.339ポイント高の5225.480と上昇し、2日ぶりに終値ベースでの過去最高値を更新した。

 日程面では、岸田外相のフィリピン訪問(12日まで)、7月の企業物価指数、6月の機械受注統計、7月のオフィスビル市況に注目。海外では、石油輸出国機構(OPEC)月報、7月の米財政収支が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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