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2016年08月08日18時24分

【市況】8日の香港市場概況:ハンセン1.57%高と3日続伸、米景気期待と本土株高で


8日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比348.67ポイント(1.57%)高の22494.76ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が145.04ポイント(1.59%)高の9276.56ポイントとそろって3日続伸した。ハンセン指数は約8カ月ぶりの高値水準を回復している。売買代金は607億9400万香港ドル(5日は545億5100万香港ドル)。

内外の好材料で投資マインドが上向く。5日公表された7月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数が予想以上に伸びたことが買い安心感を誘った。雇用増を通じた消費拡大の期待感も広がるなか、米景気の先行きが楽観視されている。中国国内では、輸出の増加が手がかり。取引時間中に発表された7月の中国貿易統計で、輸出額の伸びが人民元ベースで2.9%(予想↑2.3%、6月実績↑1.3%)に上ったと判明したことが支援材料だ。安寄りした本土株がプラスで取引を終えるなか、香港の各指数も引けにかけて上げ幅を拡大させている。

ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面高(50のうち49が上昇)。個別では、パソコン世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が6.0%高、即席めん・飲料大手の康師傅HD(ティンイー:322/HK)が5.9%高、中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)と香港大手商社の利豊(リー&フン:494/HK)がそろって4.1%高と上げが目立った。

生産過剰問題を抱える鉄鋼株や石炭株も高い。馬鞍山鋼鉄(323/HK)が6.1%、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が4.8%、中国中煤能源(1898/HK)が4.5%、エン州煤業(1171/HK)が3.7%ずつ上昇した。鉄鋼・石炭業界の減産が充分に進んでいないため、当局は8月中旬以降に調査チームを中国全土に派遣する??と伝えられたことが支援材料だ。同様の問題に直面する非鉄株やセメント株も買われる。

インフラ関連株も上げが目立った。交通インフラの中国交通建設(1800/HK)が6.3%高、鉄道建設の中国鉄建(1186/HK)が5.1%高、同業の中国中鉄(390/HK)が4.6%高、鉄道車両メーカーの中国中車(CRRC:1766/HK)が3.1%高と値を上げた。



【亜州IR】

《WA》

 提供:フィスコ

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