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【市況】指数連動性の大きい銘柄等に偏りやすい【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

1日の日経平均は続伸。66.50円高の16635.77円(出来高概算24億株)で取引を終えた。先週末に米国の4-6月期GDPが予想を下回り、為替市場では円高に振れて推移していたことを受けて、シカゴ先物にさや寄せする格好から、売り先行で始まった。これにより寄付き直後には一時250円を超える下落場面もみられた。

しかし、日本銀行によるETF買い入れ増額といった前週の政策決定会合の結果を受けて、指数インパクトが大きい値がさ株などには思惑的な資金が流入している。この影響から、ソフトバンクグ<9984>などが強い動きをみせる一方、東証1部の値下がり数が7割占めていた。

決算発表が本格化しているが、大きく値下がりをみせている銘柄については、下方修正やコンセンサスに届かなかった銘柄が多い。規模別指数では大型株指数のみが上昇していた。日経平均は日銀のETF買い入れへの思惑といった需給面に押し上げられやすく、明日は政府の経済対策を手掛かりに、上昇が期待されるところであろう。とはいえ、インデックスに絡んだ売買が中心であるため、資金は指数連動性の大きい銘柄等に偏りやすいだろう。

《AK》

 提供:フィスコ

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