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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):トクヤマ、メディパル、クラリオン、日本M&A

トクヤマ <日足> 「株探」多機能チャートより
■トクヤマ <4043>  346円  +27 円 (+8.5%)  本日終値
 トクヤマ<4043>が急伸。同社が7月29日取引終了後に発表した17年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高は731億6300万円(前年同期比0.8%減)と微減だったものの、営業利益は95億3100万円(同3.2倍)、最終利益は55億4500万円(同92.4倍)と高変化を示した。これをポジティブ視する買いを呼び込んだ。半導体向け多結晶シリコンが採算改善に加えて需要も好調、セメントも輸出が増加基調で収益に貢献している。

■メディパル <7459>  1,825円  +133 円 (+7.9%)  本日終値
 7月29日、メディパルホールディングス <7459> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比33.9%増の149億円に拡大して着地したことが買い材料。薬価引き下げの影響があったものの、後発医薬品や新薬の販売増加や、原価低減で医療用医薬品等卸売事業の採算が急改善したことが寄与。インバウンド需要を背景とする化粧品・日用品卸売事業の収益拡大も大幅増益に貢献した。

■クラリオン <6796>  276円  +20 円 (+7.8%)  本日終値
 7月29日、クラリオン <6796> が決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比10.7%増の17.8億円に伸びて着地したことが買い材料視された。好調な海外自動車市場を背景に、北米向け車載用音響機器の販売が伸びたことが寄与。円高の影響や国内販売の低迷を、原価低減による採算改善で補い、増益を確保した。

■PALTAC <8283>  2,177円  +147 円 (+7.2%)  本日終値
 29日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は23%増益で着地」が好感された。PALTAC <8283> が7月29日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比22.6%増の53.2億円に伸び、4-9月期(上期)計画の102億円に対する進捗率は52.2%に達し、5年平均の43.6%も上回った。
  ⇒⇒PALTACの詳しい業績推移表を見る

■M&Aキャピ <6080>  2,306円  +151 円 (+7.0%)  本日終値
 7月29日、M&Aキャピタルパートナーズ <6080> が16年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の14.3億円→18.1億円に26.5%上方修正。従来の5.6%減益予想から一転して19.4%増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが好感された。第4四半期(7-9月)に複数の大型案件など想定よりM&A成約件数が増え、売上が計画を21.8%も上回ることが利益を押し上げる。同時に発表された15年10月-16年6月期(第3四半期累計)の経常利益は前年同期比8.2%減の10.1億円にとどまった。成約件数は伸びたものの、積極的な設備投資や広告宣伝費の増加が利益を圧迫した。

■日本M&Aセンター <2127>  6,720円  +430 円 (+6.8%)  本日終値
 7月29日、日本M&Aセンター <2127> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比20.1%増の22.7億円に伸びて着地したことが買い材料視された。四半期ベースの過去最高益を2四半期ぶりに更新した。セミナーの積極的な開催などが奏功し、中小企業を対象とするM&A案件の成約数が大きく伸びたことが寄与。上期計画の37億円に対する進捗率は61.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ALサービス <3085>  3,125円  +195 円 (+6.7%)  本日終値
 29日に決算を発表。「上期経常が17%増益で着地・4-6月期も20%増益」が好感された。アークランドサービスホールディングス <3085> が7月29日大引け後(15:00)に決算を発表。16年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比16.7%増の15.9億円に伸びたが、通期計画の33億円に対する進捗率は48.2%となり、5年平均の47.4%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒ALサービスの詳しい業績推移表を見る

■東ソー <4042>  563円  +35 円 (+6.6%)  本日終値
 東ソー<4042>が後場に入って急伸している。同社はきょう午後1時に、17年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は175億7800万円(前年同期比14.5%増)となり、上半期計画290億円に対する進捗率は60.6%に達した。売上高は1661億1000万円(同9.6%減)で着地。石油化学製品の価格下落や円高による輸出販売価格の低下で減収となった半面、原燃料安を背景とした交易条件の改善などが営業利益を押し上げた。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■日本板硝子 <5202>  81円  +5 円 (+6.6%)  本日終値
 29日に決算を発表。「4-6月期(1Q)税引き前は黒字浮上で着地」が好感された。日本板硝子 <5202> が7月29日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前損益は106億円の黒字(前年同期は17.5億円の赤字)に浮上し、通期計画の150億円に対する進捗率は71.2%となった。
  ⇒⇒日本板硝子の詳しい業績推移表を見る

■星光PMC <4963>  1,093円  +65 円 (+6.3%)  本日終値
 星光PMC<4963>が続伸。7月29日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、売上高は120億7000万円から120億1200万円(前年同期比0.7%減)へ若干下振れた一方、営業利益は8億1000万円から10億7600万円(同72.4%増)へ上振れたようだと発表したことが好感されている。国内外のコスト削減や合理化が進捗したことに加えて、化成品事業や中国の製紙用薬品事業の売り上げが順調に推移していることが要因としている。

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