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【経済】中国の金消費量:3年連続で世界1位、金相場への影響力が増す


中国黄金協会の宋キン会長はこのほど、中国がすでに世界最大の金産出国となり、年間の金消費量や輸入量、加工量がともに世界トップになっていると発言。世界の金市場に対する中国の影響力が徐々に増していると指摘し、中国は世界の金産業の追随者からリーダー的存在になっていると強調した。

宋会長によると、2015年の中国の金生産量は約450トンとなり、9年連続で世界一となった。同年の金消費量は985トン9000キロと3年連続でトップの座を維持したという。上海黄金交易所(商品取引所)の金取引量は9年連続で世界最多となり、先物取引も世界2位に。金相場の人民元建て値決めシステムも順調に稼働しており、これが重要な意味を持っていると強調された。

また、宋会長は、中国の金産業が量から質への転換を遂げており、これから海外と協力し、世界に通用する一流企業を育成する計画も明らかにした。

《ZN》

 提供:フィスコ

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