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【市況】NY株式:ダウは1ドル安、ハイテク決算やFOMCを好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

27日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は1.58ドル安の18472.17、ナスダックは29.76ポイント高の5139.81で取引を終了した。主要ハイテク決算が好感され、買いが先行。その後はFOMCの発表を控えて上げ幅を縮小した。注目のFOMCでは賛成多数で政策金利が据え置かれ、米経済見通しに対する短期的なリスクが後退、雇用情勢が改善したとの認識を示した。9月利上げを示唆する内容が含まれなかったことから、発表後は追加利上げ観測の後退を受けて緩やかに上昇したものの、引けにかけて下落した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で食品・飲料・タバコや運輸が下落した。

携帯端末のアップル(AAPL)は昨日発表した決算でiPhone販売台数が予想よりも減少しなかったことが好感され、上昇。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)は決算内容が好感され、堅調推移。航空機メーカーのボーイング(BA)は赤字決算となったが、予想よりも悪化せず、買われた。一方で、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)はアクティブユーザー数に回復の兆しが見られないほか、慎重な7-9月期の業績見通しが嫌気され、大幅下落となった。

ソーシャル・ネットワークのフェイスブック(FB)は、マーケット終了後に4-6月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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