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2016年07月28日05時00分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

インベスC <日足> 「株探」多機能チャートより

■インベスターズクラウド <1435>  4,205円 (+700円、+20.0%) ストップ高

 26日、インベスターズクラウド <1435> [東証M]が16年12月期の連結経常利益を従来予想の28.9億円→33.9億円に17.1%上方修正。増益率が53.7%増→79.9%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。良好な資金調達環境を背景に、アパート建築請負の受注が想定より伸び、売上が計画を19.9%も上回ることが利益を押し上げる。

■ミツミ電機 <6767>  566円 (+80円、+16.5%) ストップ高

 東証1部の上昇率2位。ミツミ電機 <6767> がストップ高。近日発売予定の「ポケモンGO Plus」について、同社が製造を請け負っているとの思惑から買いが入った。米国への子供用玩具の輸出は、CPSIA(消費者製品安全改善法)の適用を受ける必要があるが、米任天堂のホームページにある「ポケモンGO」のCPSIAの情報ページに、製造場所として中国山東省青島市の住所があり、これがミツミ電の「青島三美電子」の住所と一致することから、思惑を呼んだようだ。

■信越化学工業 <4063>  7,087円 (+898円、+14.5%)

 東証1部の上昇率3位。26日、信越化学工業 <4063> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比5.1%増の578億円に伸びて着地したことが買い材料視された。スマートフォン用半導体シリコンや医薬用セルロース製品などの販売が伸びたことが寄与。ナフサ価格の低下による採算改善も増益に貢献した。併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比4.5%増の2300億円に伸びる見通しを示したことも好感された。

■ミネベア <6479>  893円 (+108円、+13.8%)

 東証1部の上昇率4位。ミネベア <6479> が商いを伴い急伸。同社が経営統合を予定しているミツミ電機 <6767> がストップ高と急騰。ミツミ電は任天堂 <7974> の「ポケモンGO Plus」の製造を同社が手掛けるのではないかとの観測から買い人気を集めた。そのミツミ電は、ミネベアと17年3月に経営統合することが決まっており、27日はミネベアの株価がミツミ電に連動高する動きとなった。新会社名は「ミネベア ミツミ」でミツミ1株に対してミネベア0.59株を割り当てる。

■三井化学 <4183>  441円 (+51円、+13.1%)

 東証1部の上昇率5位。三井化学 <4183> が急騰。同社は27日午前9時に、17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結業績予想修正を発表。営業利益見通しを従来の270億円から440億円(前年同期比6.2%増)に引き上げた。売上高予想は6000億円から5830億円(同17.7%減)に引き下げたが、モビリティやヘルスケアといった各セグメントの販売が堅調に推移していることや、ナフサクラッカーをはじめとした各プラントの稼働が高水準で継続していることが利益を押し上げる。なお、通期業績予想については現在精査中で、8月2日に予定している第1四半期決算発表時に改めて明らかにするとしている。

■SUMCO <3436>  753円 (+82円、+12.2%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率6位。SUMCO <3436> が一時ストップ高と急伸。同社は半導体シリコンウエハーの大手。競合する信越化学工業 <4063> が26日に発表した第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比16.8%増の600億2700万円と好調だった。半導体シリコンの需要が伸びている。好業績を評価し、この日の信越化の株価は急伸しており、これを受けSUMCOにも連想買いが入った格好だ。

■日本ゼオン <4205>  783円 (+68円、+9.5%)

 東証1部の上昇率9位。日本ゼオン <4205> が後場に入って急伸。同社は27日午後0時30分に、17年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。営業利益は70億5400万円(前年同期比10.1%減)にとどまったものの、上半期計画135億円に対する進捗率は52.3%に達した。売上高は699億9800万円(同7.8%減)で着地。主力のエラストマー素材事業部門は、合成ゴム関連や合成ラテックス関連、化成品関連の売り上げが前年同期を下回った。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■総合メディカル <4775>  4,050円 (+265円、+7.0%)

 26日、総合メディカル <4775> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比10.1%増の11億円に伸びて着地したことが買い材料視された。調剤薬局の新規出店効果に加え、医療支援部門で病院の病床再編コンサルの新規案件が増加したことが寄与。調剤報酬改定によるマイナスの影響を吸収し増益を確保したことが好感された。

■三益半導体工業 <8155>  1,018円 (+61円、+6.4%)

 三益半導体工業 <8155> が3日続伸。岩井コスモ証券は26日、同社株の投資判断の「A」を継続した。目標株価は1400円(従来1450円)としている。同社は半導体用シリコンウエハーの研磨、同製造装置などを手掛ける。半導体メモリーやスマホ用プロセッサーの製造に使われる300ミリウエハーの需要が堅調で、半導体デバイスの微細化や立体化がテストウエハーの再利用需要増加につながっている。17年5月期の連結営業利益は前期比1%増の35億円が予想されているが、同証券では「予想は控え目」として、同15%増の40億円へ増額修正を予想。18年5月期は同45億円への連続増益を見込んでいる。

■日本触媒 <4114>  6,530円 (+350円、+5.7%)

 ゴールドマン・サックス証券の素材セクターのレポートでは、円高による直接影響だけではなく顧客先動向や輸入材影響など間接影響も考慮する必要があるものの、総じて円高はネガティブと指摘。各社の16年度営業利益予想を5%、17年度を10%、18年度を8%引き下げ、目標株価も平均5%減額。個別銘柄では、SAPマージンの回復を見込む日本触媒 <4114> をトップピックで推奨している。

■ダイセル <4202>  1,179円 (+61円、+5.5%)

 ダイセル <4202> が大幅反発。ゴールドマン・サックス証券では、同社の収益を牽引するたばこフィルター及びエアバッグ用ガス発生剤事業に大きな陰りは見られないと指摘。バリュエーションは割安とみて、年初来の株価下落は買い増しの好機と判断。レーティングを「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価は1800円から1500円に引き下げている。

■CYBERDYNE <7779>  2,053円 (+104円、+5.3%)

 CYBERDYNE <7779> [東証M]が急動意。同社は26日、HAL医療用の米国展開に向けて、営業力強化のため米デラウェア州に子会社を設立することを発表、これを材料視する買いを呼び込んだ。医療機器の巨大市場である米国で、主力商品HALの米食品医薬品局(FDA)承認を経て販売促進を図る方針にあり、将来的な収益成長に対する期待が高まった。

■村田製作所 <6981>  12,845円 (+645円、+5.3%)

 村田製作所 <6981> 、アルプス電気 <6770> 、TDK <6762> 、日東電工 <6988> など米アップルの有力サプライヤーである電子部品株が軒並み大幅高。世界が注目していたアップルの16年4-6月期決算が26日に発表されたが、iPhoneの販売台数減少が足を引っ張り、最終利益が前年同期比27%減と低調だった。しかし、1株利益は市場コンセンサスを上回り、iPhoneの販売台数減少も懸念されたほどではなかったことから、アップルの株価は時間外取引で急伸、これを受けて東京市場でも関連銘柄にリバウンド狙いの短期資金が流入している。

■CKD <6407>  943円 (+43円、+4.8%)

 CKD <6407> が反発。ドイツ証券が27日付のリポートで、レーティング「バイ」、目標株価1100円でカバレッジを開始したことが好感された。同社は、工場の自動化を支える空気圧機器を主力製品とするメーカーで、半導体製造装置(SPE)産業向けが最も多く、その他業種も幅広く手掛けている。同証券では、17年3月期は好調なSPE投資と薬品用包装機の売り上げ拡大で、営業利益は会社計画72億円を上回る83億円を予想している。また、中長期では時代の追い風を受けた製品群と戦略的な海外進出が結実し、18年3月期は同92億円、19年3月期は同103億円を見込む。


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