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【市況】26日の中国本土市場概況:上海総合1.1%高と続伸、証券株しっかり

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

26日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比34.34ポイント(1.14%)高の3050.17ポイントと続伸。上海A株指数も上昇し、36.02ポイント(1.14%)高の3192.99ポイントで引けている。外貨建てB株相場は反発。上海B株指数は2.02ポイント(0.58%)高の352.84ポイント、深センB株指数は6.29ポイント(0.55%)高の1149.78ポイントで終了した。

相場活性化の期待が支え。深セン・香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)解禁は7~8月にも公表される??との観測が流れている。域外からの資金流入も続く。既存スキーム(上海・香港間の相互取引)を通じた香港→上海の取引は、11営業日連続の資金流入と伝えられた。既存スキームの投資枠が拡大されるとの思惑も高まっている。国有企業の1~6月利益総額は前年同期で減少したものの、減益率が1~5月から縮小したと報告されたこともプラス材料だ。指数は小安く寄り付いた後、上げ幅を徐々に広げている。

幅広い業種に買いが先行した。なかでも、証券株がしっかり。招商証券(600999/SH)が2.5%高、国金証券(600109/SH)が1.8%高で引けた。産金株も急伸。山東黄金(600547/SH)が7.2%高と値を上げた。自動車株も高い。最大手の上海汽車集団(600104/SH)が6.7%上昇した。足元の原油安(=燃油コストの低減)を追い風に、空運株や海運株も物色される。消費関連株やインフラ関連株、素材関連株、バイオ医薬関連株も上げが目立った。


【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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