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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ディーエヌエ、アステラス、パーク24、日電産

ディーエヌエ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ディー・エヌ・エー <2432>  2,719円  +61 円 (+2.3%)  本日終値
 ディー・エヌ・エー<2432>が3日ぶりに反発。25日の取引終了後、子会社のDeNAトラベルが、シンガポールの航空券ホールセラー大手、ギャムソ・インターナショナル・ツアーズの株式を100%取得し、完全子会社化したと発表しており、これを好感した買いが入っている。ギャムソ社は1979年に設立した、シンガポールにおける航空券ホールセラー大手4社の一角で、ホールセール事業のほか、航空券手配事業、ツアー販売事業、法人旅行手配事業などを展開。主要キャリア20社と直接仕入れを行っていることから、価格競争力にも強みを持っているという。今回の買収によりDeNAトラベルは、オーストラリア、香港、ニュージーランド、タイに次ぐ海外拠点としてシンガポールでもサービスを開始するとともに、ギャムソ社をアジア各国の仕入れ拠点とすることで海外展開を加速させ、グローバル事業をアウトバウンド事業と並ぶ主力事業に育てるとしている。

■山陰合同銀行 <8381>  734円  +14 円 (+1.9%)  本日終値
 25日、山陰合同銀行 <8381> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.94%にあたる150万株(金額で12億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月1日から19日まで。

■アステラス製薬 <4503>  1,691.5円  +24 円 (+1.4%)  本日終値
 アステラス製薬<4503>は堅調。同社はこの日、国内で実施している慢性腎臓病(CKD)患者を対象としたロキサデュスタット(開発コードはASP1517/FG-4592)の第3相試験を開始したことを発表した。ロキサデュスタットは、2005年6月に米医薬品会社のFibroGen社から日本における開発および販売権を取得し、同社がCKDに伴う貧血の適応症で開発を進めている。

■パーク24 <4666>  3,475円  +45 円 (+1.3%)  本日終値
 パーク24<4666>が全般下落相場に抗して上昇。足もと急速に進む円高などの外部環境に左右されない内需の好業績株として相対的優位性を発揮。時間貸し駐車場「タイムズ」がセブン-イレブンの店舗数に迫る勢いで拡大中にあり、2ケタ利益成長トレンドを支えている。また、タイムズのスペースを活用したカーシェアリングサービスも時流を捉え好調だ。消費増税の再延期が決まり収益環境も追い風、17年10月期を最終年度とする中期経営計画で掲げる経常利益240億円目標(前期実績185億8900万円)は一段と上振れするとの見方も浮上している。

■ホギメディカル <3593>  7,000円  +90 円 (+1.3%)  本日終値
 ホギメディカル<3593>が反発。みずほ証券では、会社利益計画は保守的も17年3月期から18年3月期にかけては業績が伸びにくく、ポジティブなニュースフローが出にくいと予想。建設中のプレミアムキット用新工場が予定通り17年4月に稼働開始すれば、19年3月期は新商品牽引と減価償却費減少により業績は急回復すると予想。レーティング「中立」を継続、目標株価を5900円から7000円に引き上げている。

■日本電産 <6594>  9,025円  +108 円 (+1.2%)  本日終値
 日本電産<6594>が小幅続伸。JPモルガン証券によると、7月23日に開催されたスモールミーティングでは、これまで買収してきた企業の一体経営が進展していることで、会社は今後の利益率上昇に自信を深めている点が印象的だったと指摘。今後のカタリストは、公言している大型M&Aの実現、ハプティックデバイスへの期待再燃、xEV向けトラクションモータ事業の期待の高まりと考え、引き続きセクター相対マルチプルの上昇が続くと解説。レーティング「オーバーウエート」と目標株価1万1200円を継続している。

■古河電気工業 <5801>  268円  +3 円 (+1.1%)  本日終値
 古河電気工業<5801>は堅調。同社はこの日、400キロボルト架橋ポリエチレン超高圧電力ケーブル布設プロジェクトを納入・据付するプロジェクトをシンガポール電力より受注したことを発表した。400キロボルト架橋ポリエチレン超高圧電力ケーブルは同国初の採用であり、最大規模のプロジェクト。受注金額は約140億円で、完工は19年3月を予定している。

■ポーラHD <4927>  10,280円  +90 円 (+0.9%)  本日終値
 ポーラ・オルビスホールディングス<4927>が小幅反発。仏系有力証券では、国内でのシェアが増えマージンも改善を見せていると指摘。中期計画でのROEガイダンス12%を評価して、レーティング「買い」、目標株価1万2550円でカバレッジを開始している。

■ANAホールディングス <9202>  293.6円  +1.7 円 (+0.6%)  本日終値
 ANAホールディングス<9202>が小幅ながら4日ぶりに反発。再びリスクオフの流れが強まるなか、原油市況下落と為替の円高進行という2つの逆風材料が全体相場の重荷となっている。ただ、空運セクターにとっては、原油市況下落に伴う燃料費の減少と円高による輸入採算の改善がいずれもコスト低下要因としてダブルの収益恩恵をもたらすかたちとなり、短期筋の買いを誘導している。

■しまむら <8227>  14,930円  +30 円 (+0.2%)  本日終値
 しまむら<8227>が小反発。ドイツ証券では、業績予想を増額。しまむら業態の販売の好調に加えて、アベイル業態も販売に底打ち感が見えてきたと指摘。商品力の強化と在庫管理の徹底で、売上総利益率の改善が顕著であるとみて、売上高と売上高総利益率の見通しを変更。営業利益は、17年2月期に20%増益で最高益更新、18年2月期も8%増益を予想。目標株価は1万6500円から1万7000円へ引き上げ、レーティングは「バイ」を継続している。

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