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【市況】NY株式:ダウは53ドル高、通信セクターに買い広がる

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は53.62ドル高の18570.85、ナスダックは26.26ポイント高の5100.16で取引を終了した。朝方は決算内容を受けて売買が交錯する展開となり、小動き。その後、通信セクターが選好され、上昇したものの、ドイツ・ミュンヘンで起きた銃撃事件を受けて投資家心理が悪化しており、上値の重い展開となった。セクター別では、電気通信サービスや運輸が上昇する一方で資本財やテクノロジー・ハード・機器が下落した。

通信大手のAT&T(T)は決算内容が好感され上昇。通信会社のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)はヤフーのネット事業の売却を巡る最終入札で最有力と報じられ、堅調推移。一方で、複合企業のハネウェル・インターナショナル(HON)は通期の売上高見通しを引き下げ、下落。同業のゼネラル・エレクトリック(GE)は4-6月期決算が大幅増益となったものの、受注が減少したことが嫌気され、小動きとなった。

明日から24日にかけてG20財務相・中銀総裁会議が開催される。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る具体的なスケジュールや世界経済への影響について議論されるか注目が集まる。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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