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2016年07月15日15時35分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):東宝、マツダ、竹内製作所、邦チタ

東宝 <日足> 「株探」多機能チャートより
■東宝 <9602>  3,025円  +150 円 (+5.2%)  本日終値
 東宝<9602>が大幅高で5連騰。位置情報やAR技術を駆使したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の爆発的な人気で任天堂<7974>が連日の大賑わいをみせており、同社株だけでなく関連銘柄を物色する動きも目立っている。ポケモン映画を配給する同社もその一角として買いを集めている。きょう引け後に16年3~5月期の決算発表を控えており、同社の業績予想は市場コンセンサスよりやや保守的とみられていることも買いを誘導している。

■マツダ <7261>  1,499.5円  +66 円 (+4.6%)  本日終値
 マツダ<7261>が5日続伸。同社は14日、新世代車両運動制御技術「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス」を発表し、その第1弾として「G―ベクタリング コントロール」を開発したことを発表した。「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス」は、同社の新世代技術「スカイアクティブテクノロジー」のひとつ。エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーなどのスカイアクティブ技術の個々のユニットを統合的に制御することで、「人馬一体」の走行性能を高める新世代車両運動制御技術の総称。「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス」は、ハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、これまで別々に制御されていた車両の横方向と前後方向の加速度(G)を統合的にコントロールし、四輪への接地荷重を最適化してスムーズで効率的な車両挙動を実現する世界初の制御技術。日本市場で発売する大幅改良「マツダ アクセラ」から順次、「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス」をすべての新世代商品に搭載する予定。

■竹内製作所 <6432>  1,414円  +60 円 (+4.4%)  本日終値
 竹内製作所<6432>が5連騰。外国為替市場で円安が一段と進行、足もとは対ドルで106円台に入っているほか、対ユーロでは118円台に戻している。同社は売り上げの97%を海外で稼ぐ異色の建機メーカーで、為替の動向は収益面に大きく影響を及ぼす。通期想定レートは1ドル=107円、1ユーロ=123円と実勢よりも依然として円安に設定されているものの、輸出採算悪化に対する行き過ぎた悲観からは脱している。

■東邦チタニウム <5727>  723円  +30 円 (+4.3%)  本日終値
 東邦チタニウム<5727>が大幅高。5日・25日移動平均線のゴールデンクロス示現で底入れを明示しており、足もと非鉄市況全般の上昇基調を受けて値動きの軽い同社株への投機資金流入が勢いを増している。スポンジチタンの16年度の国内大口価格は4年連続の値下げと厳しい環境にあるが、株価面ではこれを既に織り込んでいる。在庫調整の進展に加え、世界的な航空機の増産ニーズが同社にとって追い風となる。チタンは航空機エンジンや機体などに使用され、米ボーイングの次世代旅客機「777X」向けなどで高い需要が見込まれている。

■アルプス電気 <6770>  2,064円  +69 円 (+3.5%)  本日終値
 アルプス電気<6770>が急伸。JPモルガン証券では、アップル関連サプライチェーンの銘柄を厳選する中、カスタム製品を手がける同社は16年度の積極投資が17年度モデルのコンテンツ増を示唆すると指摘。16年度下期以降の業績V字回復に加え、セクターを大きく上回る17年度の利益成長に注目して、レーティング「オーバーウエイト」を継続。目標株価は2800円から2400円に引き下げている。

■千葉銀行 <8331>  512円  +17 円 (+3.4%)  本日終値
 千葉銀行<8331>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、首都圏かつ東京都隣接という好立地、16年3月期地方銀行トップ経費率と高い経営効率などで、他行比ではマイナス金利の影響が軽減できると指摘。原油価格の動向、BREXITや中国など海外経済の悪化の影響を直接受けにくいと評価し、レーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」に引き上げ。目標株価は940円から550円に引き下げている。

■デンソー <6902>  3,880円  +126 円 (+3.4%)  本日終値
 デンソー<6902>が堅調。この日寄り前に、米国での集団民事訴訟について和解に合意したと発表しており、これを好感した買いが入っている。自動車部品に関する米国独占禁止法違反により損害を被ったとして、11年10月以降、自動車ディーラーなどから損害賠償を請求されていた集団民事訴訟についての和解で、和解金は総額2億5500万ドル(約268億円)。なお、17年3月期業績への重要な影響はないとしている。

■コンコルディ <7186>  439.7円  +14 円 (+3.3%)  本日終値
 コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、特殊要因を除いた実勢の当期利益は19年3月期まで低迷すると予想。中期的には、首都圏という好立地、統合2年以降の効率化などにより、他行比でマイナス金利の影響が軽減できるとみて、原油価格の動向、BREXITや中国など海外経済の悪化の影響を直接受けにくいと解説。レーティング「ニュートラル」、目標株価440円でカバレッジを開始している。

■東京海上 <8766>  3,808円  +113 円 (+3.1%)  本日終値
 東京海上ホールディングス<8766>が5連騰。年初から一貫して下値を切り下げる展開にあったが、マイナス金利環境下にあって配当利回り3.5%台の高さは魅力となっている。14日付で東海東京調査センターが同社株のレーティングを「アウトパフォーム」継続で目標株価を4450円に設定しており、これが株価を刺激する格好となった。同調査センターでは、17年3月期の業績予想について、前期にやや低調であった国内損保事業(保険引受利益)や海外事業の回復を見込み、経常利益段階で前期比2.2%増の3945億円(会社側計画は同1.5%減の3800億円)と、会社側の減益予想が覆り増益になるとの試算を示している。

株探ニュース

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