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2016年07月12日17時09分

【特集】コニシ Research Memo(6):ボンド事業では土木建築用を中心に同社単独の分野で堅調な伸び

コニシ <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

セグメント(事業)別の状況は以下のようであった。

1)ボンド事業
コニシ<4956>のセグメント売上高は57,578百万円(同2.4%増)営業利益は5,042百万円となった。業界別の売上高及び状況は以下のようであった。

◯一般家庭用:売上高6,550百万円(前期比3.3%増)
積極的な販売促進により好調に推移した。年間の広告宣伝費を上半期にやや前倒しで使った効果もあり手芸や裁縫に使われる「ボンド 裁ほう上手」が堅調に推移した。さらに「100円ショップ」向け製品類の販売も好調であった。

◯住関連用:売上高20,569百万円(同3.6%増)
新築住宅向けが消費税増税の影響から脱却して回復したことから好調に推移した。第1四半期で出遅れたものの、第2四半期以降大きく盛り返し通年では増収となった。用途別では建築資材用は2,468百万円(同0.6%増)とほぼ横ばいであったが、現場施工用は売上高18,101百万円(同4.0%増)と好調であった。一方で、子会社のサンライズMSIの住関連売上高は競争激化により一部の案件を取り損なったことから6,398百万円(同6.3%減)となった。もう1つの子会社であるウォールボンド工業(16年4月に矢化学工業から社名変更)の売上高は2,523百万円(同8.6%減)であったが、これは決算期のずれ(前々期は13ヶ月決算)によるもので、実質12ヶ月ベースでの比較では3.2%増となっている。

◯産業資材用:売上高6,269百万円(同3.3%増)
主な製品はパネル用途向けウレタン系接着剤、自動車関連産業向け離型剤、産業用ホットメルト系接着剤などだが、特に紙関連、パネル用での需要が堅調で増収となった。

◯土木建築用:売上高12,201百万円(同4.5%増)
土木用は2,016百万円(同2.0%増)となったが、これは道路やトンネル、橋梁など社会インフラ向け需要が堅調であったことに加えてシェアも上がっていることによる。建設用も建築物のリニューアル工事の発注等が増加して10,185百万円(同4.5%増)と好調に推移した。全体的には需要は底堅く傾向としては上向いている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《HN》

 提供:フィスコ

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