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【特集】アドバネクス Research Memo(7):自動車市場(2)自動車部品専用工場の埼玉工場を新設

アドバネクス <日足> 「株探」多機能チャートより

 

■市場戦略

アドバネクス<5998>は、2015年11月埼玉県本庄市に埼玉工場を新設した。立地として同地を選んだ理由の1つは、日系及びドイツ系部品メーカーとの取引拡大を想定してのことだ。同工場内には研究開発機能を併設する。自動車産業向け品質マネジメントシステムISO/TS16949を取得する予定である。新工場の概要は、敷地が12,000平米、延べ床面積が約5,000平米、投資額が約1,500百万円、従業員が約30名、生産予定額は2020年3月期に3,000百万円としている。従来の半分以下の人数を想定した自動化・省力化を目指す。新潟工場から生産設備の一部を移設することに加え、NCフォーミングマシンなど新規設備も導入した。線ばね、板ばね、インサート成形、深絞り等の製品を生産する。製造工程では、極力人手を排し、自動化する「スマートファクトリー」を目標としている。専用工場の開設により、自動車業界におけるプレゼンスを高め、事業拡大を目指す。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

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