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2016年07月11日11時42分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:任天堂、ディーエヌエ、三井不、大成建

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
■任天堂 <7974>  19,980円  +3,710 円 (+22.8%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 任天堂<7974>が全体戻り相場に乗じて異彩の上昇パフォーマンスを演じている。2兆7000億円の時価総額を持つ大型株でありながら、巨大なマドを開けて買われ、9時45分に4000円高はストップ高の2万270円と5カ月ぶりの年初来高値を更新。さらに特筆すべきはその売買代金だ。午前11時現在、900億円と2位のトヨタ自動車<7203>の3倍以上の水準をこなし、東証1部上場企業のなかで群を抜く人気となっている。7月に海外で配信開始したスマホゲーム「Pokemon Go」が米国のゲームランキングで首位に輝き、これが物色人気に火をつけた。日本での配信開始に期待が高まっており、投機資金の流入が加速した格好だが、値がさで個人投資家の参戦が限られており、信用買い残の少なさが需給面でプラスに働いている。

■マニー <7730>  1,940円  +303 円 (+18.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 8日、手術用治療機器のマニー <7730> が決算を発表。16年8月期第3四半期累計(15年9月-16年5月)の連結経常利益は前年同期比5.5%減の31.7億円に減ったものの、直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の同利益は16.1%増の14.4億円に伸びたことが好感されたもよう。国内外で眼科ナイフやデンタル関連製品の販売が好調だったことが寄与した。通期計画の39.6億円に対する進捗率は80.0%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■オンワード <8016>  666円  +62 円 (+10.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 8日、オンワードホールディングス <8016> が決算を発表。17年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比1.6%増の52.8億円で着地したことが買い材料視された。欧州事業が黒字化したことに加え、在庫管理の徹底で採算が改善したことが寄与。利益率の高いネット通販が大きく伸びたことも収益を押し上げた。上期計画の14億円を3.8倍も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■薬王堂 <3385>  5,550円  +450 円 (+8.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 8日、薬王堂 <3385> が17年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)が前年同期比31.0%増の8.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。食品や日用品の品揃え強化などが奏功し、既存店売上高が前年同期を上回ったことが寄与した。ドミナント戦略で東北に8店を新規出店したことも収益を押し上げた。

■前田建設工業 <1824>  837円  +52 円 (+6.6%)  11:30現在
 前田建設工業<1824>が大幅高。前週末8日付で東京調査センターが同社株のレーティングを「アウトパフォーム」で目標株価を1300円に設定しており、時価とのカイ離の大きさがポジティブサプライズを呼んだ格好だ。同社は官公庁、民間建築ともに高実績を有する準大手ゼネコンの一角。同調査センターでは、17年3月期の会社計画による経常利益は、国内の土木、建築とも保守的な利益率前提のため前年比10%減としているが、国内の土木、建築とも会社計画を上回る利益率を見込み、経常利益は前年比23%増益と予想している。

■テーオーシー <8841>  818円  +48 円 (+6.2%)  11:30現在
 テーオーシー <8841> が大幅反発。8日、関東財務局に提出された大量保有報告書で旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが同社株の保有率が16.61%→16.74%に増加したと発表したことが買い材料視された。同ファンドは投資先にモノ言う投資家と知られており、保有目的について「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」と記載されていることから、同ファンドの株主発言による株主還元強化などへの思惑買いが向かった。

■ディー・エヌ・エー <2432>  2,587円  +145 円 (+5.9%)  11:30現在
 ディー・エヌ・エー<2432>が新値追い。NTTドコモ<9437>は8日、九州大学およびディーエヌエー、福岡市と九州大学伊都キャンパス内自動運転バスの実現に向けて「スマートモビリティ推進コンソーシアム」を設立することで合意したと発表した。また、ディーエヌエーは7日に、仏イージーマイルと業務提携し、私有地での無人運転バスを使用した交通システム「ロボットシャトル」の運用を8月から開始すると発表しており、自動運転関連として関心が高まっているようだ。

■久光製薬 <4530>  6,370円  +350 円 (+5.8%)  11:30現在
 8日、久光製薬 <4530> が決算を発表。17年2月期第1四半期(3-5月)の連結最終利益が前年同期比28.1%増の45.2億円で着地したことが買い材料視された。共同販売契約を終了したことに伴い、13億円を特別利益に計上したことが最終利益を押し上げた。販売面では、医薬用医薬品は国内の薬価改定や円高の影響などで減収となったものの、一般用医薬品で主力の「サロンパス」などの販売が好調だった。

■三井不動産 <8801>  2,154円  +115 円 (+5.6%)  11:30現在
 ここ調整色を強めていた不動産セクターが久々の戻り足に転じている。三井不動産<8801>、三菱地所<8802>はいずれも5日ぶり、住友不動産<8830>は6日ぶりの反発となった。英国のEU離脱決定を背景とした同国の不動産価格下落懸念が不動産ファンドの解約急増を引き起こし、取引停止の動きが相次いだ。このリスク回避ムードが日本の不動産市場にも及ぶのではないかとの思惑が、前週の不動産株売りの背景となっていた。ところが、震源地の英国では主要株価指数であるFTSE100が前週末までに続伸したのをはじめ、欧米株が総じて強い動きをみせており、東京市場でも不動産株の“売られ過ぎ”が目立ってきた。今月末の日銀の金融政策決定会合でも追加金融緩和に動く可能性が高まっており、調達資金コストの低下や有利子負担の軽減が見込まれる不動産株はリバウンド期待が膨らんでいる。

■大成建設 <1801>  856円  +45 円 (+5.6%)  11:30現在
 大成建設<1801>、大林組<1802>、清水建設<1803>、鹿島<1812>など大手ゼネコン株が軒並み高で全体相場を牽引。注目された10日の参院選は与党が事前想定通りの大勝を収め、今後は安倍政権の打ち出す景気刺激策に対する関心が高まる。日銀の追加緩和と政府の補正予算編成が両輪として期待されるなか、建設セクターは公共投資の恩恵を受ける国策銘柄群として株価の見直し余地が意識されている。英国のEU離脱決定に伴う世界的な不確実性の高まりを受け、相対的に内需株が選好されやすい今の地合いにも建設セクターは乗りやすい。

■スパークス・グループ <8739>  178円  +9 円 (+5.3%)  11:30現在
 スパークス・グループ<8739>が大幅反発。午前11時ごろ、15年11月に設立した「未来創生ファンド」が、米ベンチャー投資会社のコア・ベンチャーズ・グループのファンドオブファンズ「コア・ベンチャーズ・グループ・ファンド2」への投資を実行したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。コア・ベンチャーズ・グループは、シリコンバレーに拠点を置くシードステージのベンチャー企業を対象とする投資会社で、今回の「コア・ベンチャーズ・グループ・ファンド2」への投資金額は非開示という。なお、「未来創生ファンド」は、スパークス・グループを運営者とし、トヨタ自動車<7203>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>傘下の三井住友銀行を加えた3社の出資で、15年11月より運用を開始。これまで日米の企業8社に投資し、6月末時点での運用額は226億円としている。

■4℃ホールデ <8008>  2,002円  +101 円 (+5.3%)  11:30現在
 ヨンドシーホールディングス<8008>が5営業日ぶりに急反発。SMBC日興証券がリリースしたリポートでは、同社は5月、6月とジュエリー売り上げが鈍化した、と紹介。投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続しているものの、時価総額と株式の流動性を考えると、ジュエリーの売り上げトレンドの回復が見られない限り、株価の反発は難しい可能性がありえる点は要注意と指摘。足もとの売り上げ苦戦は結婚指輪とファッションジュエリーが要因と考えるも、結婚指輪は実需品で需要変動は小さく、今後の同社の施策次第では回復する可能性があるとみて、ファッションジュエリーは景況感の影響する可能性があるため注視したいと解説。目標株価は3300円から2700円へ引き下げている。

■ブラザー工業 <6448>  1,050円  +50 円 (+5.0%)  11:30現在
 ブラザー工業<6448>が反発。同社は8日、産業用領域の新規事業として、燃料電池システムを開発したことを発表した。同社はプリンターや複合機の開発を通して蓄積してきた小型化技術や、工作機械などで培った電源制御技術を生かし、燃料電池システムを開発、同じ給電量の従来型非常用電源(リチウムイオン電池使用)に比べ、体積が6分の1、重さが4分の1と非常にコンパクトな設計になっている。この製品を7月13日から開催される「第10回 オフィス防災EXPO」に参考出品する予定。

●ストップ高銘柄
 ノダ <7879>  619円  +100 円 (+19.3%) ストップ高   11:30現在
 内外テック <3374>  538円  +80 円 (+17.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 共同ピーアール <2436>  778円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   11:30現在
 シリコンスタジオ <3907>  5,570円  +705 円 (+14.5%) ストップ高   11:30現在
 以上、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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