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【特集】アイ・ケイ・ケ Research Memo(2):地方中核都市でゲストハウス型ウェディング施設を展開。

アイケイケイ <日足> 「株探」多機能チャートより

■事業内容

アイ・ケイ・ケイ<2198>は九州を基盤として、中国・四国、北陸、東北など14の地方中核都市でゲストハウス型ウェディング施設を16店舗展開。このほか、葬儀事業、介護事業も手掛けているが、売上高の96%は婚礼事業だ。地方都市中心の出店は、1)大都市圏との比較で競争が緩やか、2)挙式・披露宴の招待客が多い、3)ランニングコストが安い──などが理由。今後も人口30万人以上の都市に年間1~3店舗の出店を考えている。

そこでは、地域に根ざし、地域に愛されるブランドとなることで、口コミ客を取り込む“好循環サイクル”の構築を目指す。2015年にオープンした広島店で、地元の人気球団「広島東洋カープ」とのコラボを実施したことが、その具体例と言えよう。ファンの夢をかなえるカープウェディングを実現させるなど、当初から地域に密着したことで、好スタートを切った。

その他、料理の世界大会で銀メダルを受賞したシェフが複数名在籍している他、経済産業省が主催する「おもてなし経営企業選」への選出や2016 年版「働きがいのある会社」ランキング(従業員100-999 人部門)で第14 位にランクインするなど従業員の満足度の向上にも注力している。また、2017 年卒マイナビ大学生就職企業人気ランキングにおいても九州・沖縄エリアで第2 位になり、5 年連続で上位10 位以内に選出された他、ホテル業界・婚礼業界で初めての食品安全マネジメントシステムの国際規格「ISO22000」の認証も取得している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)

《HN》

 提供:フィスコ

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