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【市況】6日の株式相場見通し=円高警戒感から売り優勢に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 6日の東京株式市場は、外国為替市場での円相場の動向を気にしながらの神経質な推移となりそうだ。7月に入って1日、4日とほぼ1ドル=102円台後半の狭いレンジで推移していた円相場が、5日以降1ドル=101円台での推移と円高・ドル安傾向が強まっている。買い手控え姿勢が強まるなかで、日経平均株価は続落となりそうだ。6日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=101円20銭台と円高・ドル安傾向が一段と強まっている。

 5日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比108.75ドル安の1万7840.62ドルと5日ぶりに反落した。欧州株式市場の下落に加え、米原油先物価格の大幅安を嫌気して、資源株や金融関連株を中心に利益確定の売りが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前週末比39.665ポイント安の4822.902と5日ぶりに反落した。

 日程面では、6月の車名別新車販売台数、4日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC)6月14~15日分議事要旨、米5月の貿易収支、米6月のISM非製造業景況指数が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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