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【市況】東京株式(前引け)=売り飽き気分台頭、朝安後買い戻され反発

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 15日前引けの日経平均株価は前日比114円26銭高の1万5973円26銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は9億9154万株、売買代金概算は9286億8000万円。値上がり銘柄数は1377、対して値下がり銘柄数は472、変わらずは105銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、英国のEU離脱に対する警戒モードが続き、朝方は前日の欧米株安を受け売り優勢の展開だったが、前場中盤に売り物が切れて、その後は主力株中心に急速に戻り足となった。前日までの4日間で日経平均は1000円近い下げをみせていたこともあって値ごろ感が働いた。10時過ぎにプラス転換した後、いったんマイナス圏に押し戻されたが、その後は円安に振れるドル円相場と歩調を合わせ買い戻しが入り再浮上、高値圏で着地し1万6000円台回復を目前にとらえている。ただ、市場エネルギーは盛り上がらず、売買代金は1兆円を下回っている。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が円安含みで推移するドル円相場を横目に買い優勢で、売買代金は上場企業のなかで断トツ。円安メリット株では竹内製作所<6432>も買われた。ソニー<6758>が堅調、ペプチドリーム<4587>も大きく切り返した。好調な今期業績見通しを好感してツルハホールディングス<3391>が商いを膨らませ急伸、東芝<6502>も高い。ラクーン<3031>、ノーリツ鋼機<7744>なども物色人気を集めた。ハーツユナイテッドグループ<3676>、ネクスト<2120>なども上昇した。半面、ダイキン工業<6367>、明治ホールディングス<2269>が冴えず、コロプラ<3668>も安い。関西電力<9503>が売られたほか、SMK<6798>、東邦亜鉛<5707>も値を下げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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