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2016年06月13日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

エボラブルA <日足> 「株探」多機能チャートより

■エボラブルアジア <6191>  5,650円 (+640円、+12.8%)

 エボラブルアジア <6191> [東証M]が続伸。同社は3月末に東証マザーズに上場、アジアを舞台にオンライン旅行事業などを手掛けるが、足もとの業績は絶好調に推移している。5月度取扱高は前年同月比36%増の21億8926万円と高水準の伸びを示した。これを好感する買いが優勢となっている。

■アドウェイズ <2489>  1,232円 (+126円、+11.4%)

 LINE関連株が軒並み高。無料通信アプリ大手の「LINE」の東京証券取引所への上場は、10日にも承認されると複数のメディアが伝えた。これを受け、LINE関連株に買いが流入し、アドウェイズ <2489> [東証M]が一時前日比16%強上昇したほか、ユナイテッド <2497> [東証M]、エムアップ <3661> 、イマジニア <4644> [JQ]、ネットイヤーグループ <3622> [東証M]などが買いを集めた。LINEの上場日は7月15日。時価総額は6000億円程度と今年に入り最大のIPOとなる。公募により国内外で1000億円前後の資金を調達する見通しだ。

■ラウンドワン <4680>  816円 (+69円、+9.2%)

 東証1部の上昇率5位。9日、ラウンドワン <4680> が月次売上状況を発表。5月の既存店売上高は前年同月比2.3%増と、今期に入り2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが買い材料視された。前年に比べ土日祝日が1日少なかったにもかかわらず増収を確保したことが好感された。4月末に入荷したゲーム「艦これアーケード」が好調だったアミューズメント部門の売上が大きく伸びたことが寄与。

■渋谷工業 <6340>  1,875円 (+98円、+5.5%)

 渋谷工業 <6340> が約5か月ぶりに年初来高値を更新した。同社はボトリング機メーカーながら早くから再生医療分野への注力を標榜しており、ヘリオス <4593> [東証M]への出資でも知られている。細胞培養や細胞調整システムを手掛けており、昨年、培養を自動化する「ロボット細胞培養システム」を山口大学大学院の研究グループと共同開発しているが、iPS細胞分野でも応用が見込めることでこれを材料視する動きがあるようだ。iPS細胞を活用した再生医療では、直近、理化学研究所が京都大学iPS細胞研究所などと共同で他人のiPS細胞を使って網膜の細胞を作製し、目の難病である「加齢黄斑変性」患者に移植する世界初の臨床研究を始めると発表したことで、改めてスポットライトが当たったが、そのなか同社は関連有力株として頭角を現してきた。2013年夏場には同じく再生医療をテーマとする相場で、特定資金の買い攻勢思惑を背に、短期間で株価を800円台から3000円近くに上昇させた実績があり、足の速さは折り紙付きだ。

■ダイキョーニシカワ <4246>  1,623円 (+76円、+4.9%)

 ダイキョーニシカワ <4246> が反発。ゴールドマン・サックス証券は9日、同社株の投資判断の「買い(コンビクション・リスト)」を再強調した。目標株価は3000円(従来3100円)としている。樹脂バックドアの採用がさらに拡大する兆しが見えてきたことを材料視。軽自動車にとどまらず、今年は登録車でも採用が開始される見込み。主要顧客のマツダ <7261> では20年にかけて樹脂バックドアの採用を開始し、さらに新たな拡販先として富士重工業 <7270> が加わると予想している。株価のバリュエーションは足もとではセクター平均にとどまるが、今後プレミアムが付与される局面に移行するとみている。

■タカラバイオ <4974>  1,556円 (+67円、+4.5%)

 タカラバイオ <4974> が大幅続伸。同社は遺伝子研究用試薬などを手掛け、再生医療分野へも積極的に踏み込んでいる。直近、理化学研究所が他家iPS細胞を使って網膜の細胞を作製し、目の難病である「加齢黄斑変性」患者に移植する世界初の臨床研究を開始すると発表したことで、再生医療関連株に対するマークが改めて強まっている。M&Aも絡め同分野を深耕する同社株の注目度は高い。5月13日には再生医療に使う細胞の品質を解析する装置を販売する米ウェファージェン・バイオシステムズを来年3月をメドに買収すると発表したが、今月6日には同日付で同社製品の日本国内での独占販売契約を締結したことを発表、これが買いの手掛かりとなった。

■ウェルネット <2428>  4,110円 (+125円、+3.1%)

 ウェルネット <2428> 、マネーパートナーズグループ <8732> 、アイリッジ <3917> [東証M]などフィンテック関連に位置付けられる銘柄に買いが入った。「三菱東京UFJ銀行が、独自開発中の仮想通貨『MUFGコイン』について来秋、広く一般の利用者向けに発行する」と一部メディアで報じられたことが、株価を刺激する格好となった。日本の金融機関は仮想通貨技術に対しての取り組みが遅れていたが、信用力の高いメガバンクが仮想通貨を一般向けに発行するのは世界初で、市場にインパクトを与えている。ただ、MUFGコインのコンセプトについては既に広く認知されていることもあって、サプライズ的要素に乏しく反応は限定的となった。

■アキュセラ・インク <4589>  1,814円 (+53円、+3.0%)

 アキュセラ <4589> [東証M]が4日続伸。ドライ型加齢黄斑変性治療薬候補「エミクススタト塩酸塩」は臨床第2b/3相試験で有効性が示されず、株価は暴落。その後、SBIホールディングス <8473> の株式買い増しが明らかになったこともあり、株価は急速に値を戻してきた。ただ、6日安値986円からのリバウンドで株価は倍化したほか、心理上の節目である2000円を突破したことで、目標達成感が出る可能性もあり強弱感は対立しており、買い一巡後は1950円前後でのもみ合いとなった。

■セガサミー <6460>  1,340円 (+39円、+3.0%)

 セガサミーホールディングス <6460> が反発。10日、東京・台場の屋内型テーマパーク「東京ジョイポリス」に、7月からVR(バーチャルリアリティ)を利用した新アトラクション2種類を導入すると発表しており、利用者増への期待感から買いが入ったようだ。今回導入されるのは、世界初となるフリーロームで6人同時プレイが可能な新VRアトラクション「ZERO LATENCY VR」と、VRによりこれまでにない驚愕のリアルな恐怖が体験できるホラーアトラクション「VR 生き人形の間」の2種類。東京ジョイポリスオープン20周年を記念したプロジェクト「ジョイポリス20の挑戦」の一環として導入するとしている。

■塩野義製薬 <4507>  6,031円 (+84円、+1.4%)

 塩野義製薬 <4507> が反発。国内大手証券では、想定以上にHIVフランチャイズが好調と指摘。dolutegravirがHIV治療の礎になる可能性が高いことを再確認したと評価し、レーティング「バイ」を継続、目標株価を6600円から8000円に引き上げている。

※10日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。


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