【特集】利益成長“青天井”銘柄リスト【第3弾】　20社選出 ＜成長株特集＞

　急速な円高進行や新興国景気の減速といった逆風が吹き荒れるなか、決算発表の集中期間は16日に最終日を迎えた。本特集では、5月11日に配信した「利益成長“青天井”銘柄リスト【第2弾】　31社選出」に続き、第3弾をお届けします。第2弾後に発表された決算の中で、16年1-3月期に過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄を探ってみた(5月17日現在)。

　5月12日から17日の期間に発表された決算で、決算月にかかわらず、1-3月期に経常利益が全四半期ベースで過去最高益を5％以上、上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している20社を選び出し、1-3月期の過去最高益の上振れ率が大きい順に記した。

　上振れ率トップのＲＶＨ <6786> [東証２]は、1-3月期(第4四半期)の経常利益が過去最高益を4.5倍も上回る19.8億円に急拡大して着地。1月に買収した美容脱毛サロン最大手「ミュゼプラチナム」の業績上積みが収益を大きく押し上げた。2位のユーグレナ <2931> はミドリムシを活用した健康食品の販売が好調で、4四半期ぶりに過去最高益を更新した。3位のゼロ <9028> [東証２]は付加価値の高い自動車輸送付帯サービスや値上げ効果などが寄与し、採算が大きく改善した。

　「利益成長“青天井”銘柄リスト」の【第1弾】、【第2弾】も併せてご覧いただき、銘柄選びにご活用ください。

　　　　　　　　　　　　　┌── 四半期 経常利益 ──┐┌─── 通期 経常利益 ───┐
コード 銘柄名　　　　市場 上振れ率 1-3月期 過去最高益　上振れ率 今期予想 過去最高益
<6786> ＲＶＨ　　　　東２　　　353　　1983　　　　438　　　40.1　　 4000　　　 2856
<2931> ユーグレナ　　東１　　　103　　 468　　　　231　　　13.8　　　826　　　　726
<9028> ゼロ　　　　　東２　　 40.5　　1971　　　 1403　　　32.6　　 5000　　　 3772
<3291> 飯田ＧＨＤ　　東１　　 36.4　 26738　　　19601　　　19.2　　98100　　　82280
<2388> ウェッジＨＤ　ＪＱ　　 33.8　　 828　　　　619　　　72.5　　 3300　　　 1913
<4845> フュージョン　東１　　 32.1　　 255　　　　193　　　42.9　　　790　　　　553
<5542> 報国鉄　　　　ＪＱ　　 28.7　　 458　　　　356　　　19.8　　 1000　　　　835
<2342> トランスＧ　　東Ｍ　　 25.4　　 173　　　　138　　 　511　　　110　　　　 18
<4290> ＰＩ　　　　　東１　　 20.2　　1132　　　　942　　　 2.2　　 3800　　　 3717
<8876> リロＨＬＤ　　東１　　 18.2　　3698　　　 3129　　　16.4　　13800　　　11854

<6055> Ｊマテリアル　東１　　 14.8　　1171　　　 1020　　　 4.7　　 4300　　　 4108
<5929> 三和ＨＤ　　　東１　　 10.6　 16628　　　15028　　　 5.1　　27500　　　26161
<6641> 日新電　　　　東１　　 10.3　　7702　　　 6982　　　23.6　　15000　　　12140
<7595> アルゴグラフ　東１　　　9.6　　1002　　　　914　　　 7.4　　 3100　　　 2887
<4820> ＥＭシステム　東１　　　9.2　　 913　　　　836　　　 4.3　　 2550　　　 2446
<3079> ＤＶｘ　　　　東１　　　8.1　　 454　　　　420　　　 5.2　　 1536　　　 1460
<2453> ＪＢＲ　　　　東１　　　7.6　　 370　　　　344　　　29.2　　　752　　　　582
<2477> 比較コム　　　東Ｍ　　　7.6　　 113　　　　105　　　48.4　　　365　　　　246
<3677> システム情報　ＪＱ　　　7.4　　 174　　　　162　　　20.7　　　530　　　　439
<3689> イグニス　　　東Ｍ　　　7.2　　 434　　　　405　　　83.5　　 1000　　　　545

　※2015年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。

株探ニュース