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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):東ソー、旭硝子、日ハム、ドンキHD

東ソー <日足> 「株探」多機能チャートより
■東ソー <4042>  510円  +38 円 (+8.1%)  本日終値
 東ソー<4042>が後場急伸。同社はきょう午後2時に、17年3月期通期の連結業績予想を発表。経常利益は720億円(前期比9.4%増)を見込み、年間配当は前期に比べ1円増額の15円とする方針を示した。売上高は7200億円(同4.5%減)を予想。中国をはじめとするアジア新興国や資源国の景気下振れなどが懸念されるなか、販売数量の拡大や適性価格の維持、コスト低減など収益力の強化に向けてあらゆる施策を実施するという。なお、業績予想の前提条件として、国産ナフサ価格は1キロリットル=4万円(前期は4万2775円)、1ドル=110円(同120円15銭)としている。

■旭硝子 <5201>  674円  +50 円 (+8.0%)  本日終値
 9日、旭硝子 <5201> が決算(国際会計基準=IFRS)を発表。16年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前利益が前年同期比22.4%増の128億円に伸びて着地したことが買い材料視された。液晶用ガラス基板は落ち込んだものの、自動車用ガラスの販売が伸びたうえ、建築用ガラスの販売価格が上昇したことが寄与。コスト削減や原燃料価格の下落に加え、為替差損が縮小したことも利益を押し上げた。

■クリナップ <7955>  779円  +57 円 (+7.9%)  本日終値
 クリナップ<7955>が続急伸。10日午後1時、17年3月期の連結業績予想を発表し、売上高は1190億円(前期比4.0%増)、営業利益は25億円(同2.2倍)と大幅増益を見込むことが好感されている。「流レールシンク」を標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や「美コートワークトップ」を装備した油汚れに強いシステムキッチン「S.S.」など中心に売り上げ拡大を目指す。また、ショールームの新設などへの投資は継続するものの、生産面で原価低減や業務効率化でコストを削減し増益を予想する。なお、16年3月期連結決算は売上高1144億4500万円(前の期比1.5%減)、営業利益11億2900万円(同62.7%減)、最終利益3億4000万円(同61.5%減)だった。

■藤田観光 <9722>  515円  +37 円 (+7.7%)  本日終値
 藤田観光<9722>は3日続伸。同社は9日取引終了後、2016年12月期第1四半期決算を発表した。売上高は前年同期比3.7%増の1486億円、営業利益、経常利益、当期利益は損失になっているがアナリストは営業損失が小幅上昇したがポジティブな印象と伝えている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、決算が株価に与える影響はポジティブとコメント。室料上昇が続き第二四半期以降に増益予想になると見方に変更は無いという。

■スタジオアリス <2305>  2,816円  +194 円 (+7.4%)  本日終値
 9日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は赤字縮小で着地」が好感された。スタジオアリス <2305> が5月9日大引け後(15:30)に決算を発表。16年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は5.7億円の赤字(前年同期は8.4億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
  ⇒⇒スタジオアリスの詳しい業績推移表を見る

■日本ハム <2282>  2,629円  +178 円 (+7.3%)  本日終値
 9日、日本ハム <2282> が決算(米国会計基準)を発表。16年3月期の連結税引き前利益は前の期比27.8%減の321億円になったものの、続く17年3月期は前期比36.9%増の440億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期は加工食品やハム・ソーセージの販売が伸び、7期連続の増収を見込む。原料価格の下落やコスト削減も増益に貢献する。業績回復に伴い、今期の年間配当は前期比13円増の46円に増配する方針としたことも支援材料。

■ハンズマン <7636>  4,490円  +300 円 (+7.2%) 一時ストップ高   本日終値
 9日に決算を発表。「7-3月期(3Q累計)経常が36%増益で着地・1-3月期も35%増益」が好感された。ハンズマン <7636> [JQ] が5月9日大引け後(15:00)に決算を発表。16年6月期第3四半期累計(15年7月-16年3月)の経常利益(非連結)は前年同期比36.5%増の16.3億円に拡大し、通期計画の19.1億円に対する進捗率は85.0%に達し、5年平均の62.5%も上回った。
  ⇒⇒ハンズマンの詳しい業績推移表を見る

■ドンキHD <7532>  3,895円  +245 円 (+6.7%)  本日終値
 ドンキホーテHD<7532>が大幅高、寄り付きは安く始まったが次第に見直し買いで大幅高に発展した。野村証券では、ドンキホーテHDの目標株価を4850円から4550円へ若干引き下げたが、レーティングは「BUY」を継続した。同証券のリポートでは「1月~3月期の営業減益は印象悪いが、会社計画から超過した模様」と紹介している。朝方に安く始まったのは営業減益をネガティブ視した売りが出た模様。その後の株価上昇は「会社計画を超過」を見直し買いの材料とされたようだ。

■ドウシシャ <7483>  2,195円  +136 円 (+6.6%)  本日終値
 9日に決算を発表。「今期経常は6%増で2期連続最高益、5円増配へ」が好感された。ドウシシャ <7483> が5月9日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比25.4%増の89.2億円になり、17年3月期も前期比6.5%増の95億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
  ⇒⇒ドウシシャの詳しい業績推移表を見る

■タカラレーベン <8897>  754円  +46 円 (+6.5%)  本日終値
 9日、タカラレーベン <8897> が決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比21.5%減の67億円に落ち込んだものの、続く17年3月期は前期比2.1倍の139億円に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は主力のマンション販売が回復するほか、戸建て住宅の販売も伸び、37.7%の大幅増収を見込む。業績拡大に伴い、今期の年間配当は前期比2円増の15円に増配する方針としたことも支援材料。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の1.81%にあたる200万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

●ストップ高銘柄
 シンワアート <2437>  417円  +80 円 (+23.7%) ストップ高   本日終値
 DIT <3916>  4,490円  +770 円 (+20.7%) ストップ高   本日終値
 ぷらっとホーム <6836>  3,045円  +503 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 リアルワールド <3691>  3,050円  +502 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 メディシス <4350>  637円  +100 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値
 など、16銘柄

●ストップ安銘柄
 フォーシーズ <3726>  346円  -80 円 (-18.8%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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