【注目】今週の「妙味株」一本釣り! ─ 平田機工
平田機工 <日足> 「株探」多機能チャートより
●平田機工 <6258> 【目標株価】3600円(28日終値3110円)
「有機EL関連巨額投資で商機」
平田機工は今年に入り株価を大きく変貌させ、4月25日に上場来高値3450円をつけた後は下押したが、早晩切り返す可能性が高い。明確に13週移動平均線を下回らない限り、押し目は積極的に対処したい。
自動車業界向けに自動組立ラインを手掛け、半導体製造プロセスのシリコンウエハー搬送設備でも高い実績を持つ。また、有機EL製造装置メーカー向け真空チャンバーの受託製造を行っており、米アップルが来年にもiPhoneに有機ELパネルを採用する方針にあるなかで、恩恵を享受する公算が大きい。
既に有機EL関連で本格的な受注獲得期に入っており、これをバネに業績も好調が続く見通し。16年3月期営業利益は前の期比27%増の27億円を見込むが、17年3月期も連続2ケタ増益から30億円台に乗せてくるとの見方が強い。
●東急不HD <3289> 【目標株価】1100円(28日終値758円)
「今期は『東急プラザ銀座』効果が寄与」
東急不動産ホールディングスは17年3月期も業績の拡大基調が続きそうだ。主力の都市事業では前期から「二子玉川ライズ(第2期事業)」などが寄与してきているほか、今期は3月31日にオープンした韓国ロッテグループの免税店などが入居している「東急プラザ銀座」効果が上乗せされる。また、住宅事業では今期以降のマンション販売計画として既に約9100戸を手当て済みとしている。
中長期経営計画「Value Frontier 2020」では17年3月期の営業利益目標を730億円(16年3月期予想は650億円)としているが、日銀のマイナス金利導入による金利コスト低下などを考えると上振れする可能性がある。
株価は2月12日につけた年初来安値604円を底に戻り歩調にあり、4月25日には一時825円まで回復。週足では13週移動平均線と26週移動平均線のゴールデンクロスが視野に入っており、チャート妙味が浮上している。
株探ニュース