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【市況】明日の株式相場見通し=日米の金融会合を前に値固め、ガイダンスリスクへの警戒感も

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(26日)の東京株式市場は、今週後半にかけて開催される日米両国の金融政策決定会合を前にして、売り買いともに手控えムードが強まり値固めの動きとなりそうだ。

 日経平均株価が前週末までの4日間で、合計1296円と短期間に急騰していたことから、目先的な高値警戒感が意識され、利益確定売りが優勢となった。また、きょう早朝の外国為替市場では、1ドル=111円80銭台だった円相場が午後2時ごろには同=111円ちょうど近辺まで円高・ドル安方向に反転したことも売り材料となったようだ。

 市場関係者からは「日経平均株価が先週の4日続伸で、約1300円幅上昇したことに対する反動の売りが出るのは当然。さらに、輸出関連の主力銘柄中心に、業績について会社見通しが市場予想を大きく下回る“ガイダンスリスク”への警戒感も根強いようだ」としている。

 25日の東京株式市場は、前週末まで日経平均株価が4連騰で大きく水準を切り上げた反動もあり、主力株中心に利益確定売りに押された。日経平均株価終値は、前週末比133円19銭安の1万7439円30銭と5日ぶり反落した。

 日程面では、日中韓3カ国環境相会合(~27日)、3月の乗用車8社の生産・輸出実績に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC、~27日)、米3月の耐久財受注、韓国1~3月のGDP速報値が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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