【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):サッポロHD、シャープ、HOYA、エーザイ
■サッポロHD <2501> 560円 -28 円 (-4.8%) 本日終値
サッポロホールディングス<2501>が反落。仏系大手証券では、国内ビールメーカーとしては一番弱いと指摘。マージンも低く、他社と比べて海外事業の規模が小さいと解説。レーティングを「アンダーパフォーム」から「売り」に引き下げ、目標株価は480円から560円に引き上げている。
■シャープ <6753> 129円 -6 円 (-4.4%) 本日終値
シャープ<6753>が反落。野村証券では、会社側が発表した16年3月期営業損益予想が100億円の黒字から1700億円の赤字見通しとの発表を受け、足もとの業績は想定を下回るペースで推移していると指摘。17年3月期以降は、構造改革による固定費の削減効果などから営業黒字化を見込むものの、液晶事業の競争環境が想定以上に激化していることなどを勘案して、17年3月期営業利益予想を600億円から450億円に引き下げ。レーティングを「ニュートラル」から「リデュース」に、目標株価を160円から100円に引き下げている。
■大同特殊鋼 <5471> 390円 -11 円 (-2.7%) 本日終値
30日、大同特殊鋼 <5471> が16年3月期の連結最終利益を従来予想の140億円→60億円に57.1%下方修正。従来予想の28.6%の増益から、一転して44.9%減益見通しとなったことが売り材料。群馬県の公共工事で環境基準を超える有害な鉄鋼スラグを出荷していた問題を受け、53億円を特別損失に計上することが響く。業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の10円→7.5円に減額修正したことも弱材料。
■HOYA <7741> 4,281円 -111 円 (-2.5%) 本日終値
HOYA<7741>が3日続落。SMBC日興証券が投資判断「2」を継続しつつ、目標株価を5300円から5000円へ下方修正したことが弱材料視されている。17年3月期の為替前提を1ドル=120円から110円へ、1ユーロ=135円から125円へ見直したことに伴い、17年3月期の営業利益予想を1330億円から1200億円へ、18年3月期を同1410億円から1300億円へ下方修正したことが要因。同証券では、手元キャッシュ3000億円以上は株主還元するというスタンスを有言実行していることを評価しているものの、円高の逆風を乗り越えて17年3月期で増収増益を実現する成長力は不足しているとみているという。
■エーザイ <4523> 6,770円 -124 円 (-1.8%) 本日終値
エーザイ<4523>が小幅ながら3日続落。同社は昨日引け後、16年3月期連結業績予想の修正を発表。売上高は従来予想の5565億円から5470億円(前期比0.3%減)に引き下げたものの、営業利益は同510億円(同80.0%増)を据え置き、当期純利益は同370億円から500億円(同15.1%増)に引き上げている。会社側では、当期純利益は米国子会社におけるAkaRx, Inc.の株式譲渡等の影響で予想を上回ることになったと発表している。
■丸井グループ <8252> 1,613円 -23 円 (-1.4%) 本日終値
丸井グループ<8252>が小反落。SMBC日興証券はリポートで、SC化により小売・店舗事業による減益要因が減少し、カード事業の高成長が利益に反映されるようになれば、株主還元策だけでなく利益成長を踏まえたバリュエーション形成の可能性もあろうとの見解を示している。投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は1400円から1800円へ引き上げている。
■大林組 <1802> 1,110円 -12 円 (-1.1%) 本日終値
SMBC日興証券の4月の見通しでは、外需のアウトパフォームが本格化するのは5月の本決算発表後になりそうなことから、当面はガイダンスリスクの小さい内需ディフェンシブが選好されやすくなると指摘。4月のターゲットリストとして、大林組<1802>、テンプホールディングス<2181>、ローソン<2651>、JT<2914>、大塚商会<4768>、横浜ゴム<5101>、三菱UFJリース<8593>、東武鉄道<9001>、NTTドコモ<9437>、コナミホールディングス<9766>をピックアップしている。
■松井証券 <8628> 959円 -10 円 (-1.0%) 本日終値
クレディ・スイス証券のネット証券業界のリポートでは、個人投資家のリスクアぺタイトは回復していないことから、今の環境が続くようなら17年3月期は厳しいと指摘。行政が進める消費者への情報開示の徹底を背景に、株式委託手数料以外でも低価格化は進み始める可能性が高いとみて、投信やラップなどで商品のコモディティ化が進めば、リテール中心の証券サービスは利益率が低下すると予想。セクターウエイトを「オーバーウエイト」から「マーケットウエイト」に引き下げ。個別では、株式市場に不透明感が強い中、利益率が高く株主還元率も高い松井証券<8628>に対し、「安定している」と評価している。
■ニチイ学館 <9792> 779円 -7 円 (-0.9%) 本日終値
ニチイ学館<9792>が3日続落。大和証券はリポートで、語学事業と中国事業を立ち上げたい会社側の意向に変化なしと紹介。介護事業の苦戦を主因に連結業績は会社計画を下回る推移と推測し、翌年度も連結最終赤字となる可能性が高いと考えると解説。レーティングは「4」(アンダーパフォーム)を継続している。
●ストップ高銘柄
AMBITION <3300> 2,102円 +400 円 (+23.5%) ストップ高 本日終値
フジタコーポレーション <3370> 2,143円 +400 円 (+23.0%) ストップ高 本日終値
グリーンペプタイド <4594> 861円 +150 円 (+21.1%) ストップ高 本日終値
アパマンショ <8889> 1,782円 +300 円 (+20.2%) ストップ高 本日終値
Aiming <3911> 666円 +100 円 (+17.7%) ストップ高 本日終値
など、12銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
サッポロホールディングス<2501>が反落。仏系大手証券では、国内ビールメーカーとしては一番弱いと指摘。マージンも低く、他社と比べて海外事業の規模が小さいと解説。レーティングを「アンダーパフォーム」から「売り」に引き下げ、目標株価は480円から560円に引き上げている。
■シャープ <6753> 129円 -6 円 (-4.4%) 本日終値
シャープ<6753>が反落。野村証券では、会社側が発表した16年3月期営業損益予想が100億円の黒字から1700億円の赤字見通しとの発表を受け、足もとの業績は想定を下回るペースで推移していると指摘。17年3月期以降は、構造改革による固定費の削減効果などから営業黒字化を見込むものの、液晶事業の競争環境が想定以上に激化していることなどを勘案して、17年3月期営業利益予想を600億円から450億円に引き下げ。レーティングを「ニュートラル」から「リデュース」に、目標株価を160円から100円に引き下げている。
■大同特殊鋼 <5471> 390円 -11 円 (-2.7%) 本日終値
30日、大同特殊鋼 <5471> が16年3月期の連結最終利益を従来予想の140億円→60億円に57.1%下方修正。従来予想の28.6%の増益から、一転して44.9%減益見通しとなったことが売り材料。群馬県の公共工事で環境基準を超える有害な鉄鋼スラグを出荷していた問題を受け、53億円を特別損失に計上することが響く。業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の10円→7.5円に減額修正したことも弱材料。
■HOYA <7741> 4,281円 -111 円 (-2.5%) 本日終値
HOYA<7741>が3日続落。SMBC日興証券が投資判断「2」を継続しつつ、目標株価を5300円から5000円へ下方修正したことが弱材料視されている。17年3月期の為替前提を1ドル=120円から110円へ、1ユーロ=135円から125円へ見直したことに伴い、17年3月期の営業利益予想を1330億円から1200億円へ、18年3月期を同1410億円から1300億円へ下方修正したことが要因。同証券では、手元キャッシュ3000億円以上は株主還元するというスタンスを有言実行していることを評価しているものの、円高の逆風を乗り越えて17年3月期で増収増益を実現する成長力は不足しているとみているという。
■エーザイ <4523> 6,770円 -124 円 (-1.8%) 本日終値
エーザイ<4523>が小幅ながら3日続落。同社は昨日引け後、16年3月期連結業績予想の修正を発表。売上高は従来予想の5565億円から5470億円(前期比0.3%減)に引き下げたものの、営業利益は同510億円(同80.0%増)を据え置き、当期純利益は同370億円から500億円(同15.1%増)に引き上げている。会社側では、当期純利益は米国子会社におけるAkaRx, Inc.の株式譲渡等の影響で予想を上回ることになったと発表している。
■丸井グループ <8252> 1,613円 -23 円 (-1.4%) 本日終値
丸井グループ<8252>が小反落。SMBC日興証券はリポートで、SC化により小売・店舗事業による減益要因が減少し、カード事業の高成長が利益に反映されるようになれば、株主還元策だけでなく利益成長を踏まえたバリュエーション形成の可能性もあろうとの見解を示している。投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は1400円から1800円へ引き上げている。
■大林組 <1802> 1,110円 -12 円 (-1.1%) 本日終値
SMBC日興証券の4月の見通しでは、外需のアウトパフォームが本格化するのは5月の本決算発表後になりそうなことから、当面はガイダンスリスクの小さい内需ディフェンシブが選好されやすくなると指摘。4月のターゲットリストとして、大林組<1802>、テンプホールディングス<2181>、ローソン<2651>、JT<2914>、大塚商会<4768>、横浜ゴム<5101>、三菱UFJリース<8593>、東武鉄道<9001>、NTTドコモ<9437>、コナミホールディングス<9766>をピックアップしている。
■松井証券 <8628> 959円 -10 円 (-1.0%) 本日終値
クレディ・スイス証券のネット証券業界のリポートでは、個人投資家のリスクアぺタイトは回復していないことから、今の環境が続くようなら17年3月期は厳しいと指摘。行政が進める消費者への情報開示の徹底を背景に、株式委託手数料以外でも低価格化は進み始める可能性が高いとみて、投信やラップなどで商品のコモディティ化が進めば、リテール中心の証券サービスは利益率が低下すると予想。セクターウエイトを「オーバーウエイト」から「マーケットウエイト」に引き下げ。個別では、株式市場に不透明感が強い中、利益率が高く株主還元率も高い松井証券<8628>に対し、「安定している」と評価している。
■ニチイ学館 <9792> 779円 -7 円 (-0.9%) 本日終値
ニチイ学館<9792>が3日続落。大和証券はリポートで、語学事業と中国事業を立ち上げたい会社側の意向に変化なしと紹介。介護事業の苦戦を主因に連結業績は会社計画を下回る推移と推測し、翌年度も連結最終赤字となる可能性が高いと考えると解説。レーティングは「4」(アンダーパフォーム)を継続している。
●ストップ高銘柄
AMBITION <3300> 2,102円 +400 円 (+23.5%) ストップ高 本日終値
フジタコーポレーション <3370> 2,143円 +400 円 (+23.0%) ストップ高 本日終値
グリーンペプタイド <4594> 861円 +150 円 (+21.1%) ストップ高 本日終値
アパマンショ <8889> 1,782円 +300 円 (+20.2%) ストップ高 本日終値
Aiming <3911> 666円 +100 円 (+17.7%) ストップ高 本日終値
など、12銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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