【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):JCRファ、カルソカンセ、ラオックス、みずほFG
■JCRファーマ <4552> 2,562円 +310 円 (+13.8%) 本日終値 東証1部 上昇率2位
JCRファーマ<4552>が急反騰。ホルモン製剤を主力にバイオ創薬にも取り組む。業績も増収増益基調を継続、16年3月期営業利益は前期比13%増の22億7000万円を見込むが増額含みとみられている。世界のメガファーマとの間で戦略的に共同研究契約を結んできたペプチドリーム<4587>は、ここバイオ株物色人気の牽引役となっていたが、直近では旭化成ファーマと創薬研究開発で契約したことを追い風材料に上げ足を加速させた。JCRファーマはこのペプチドリームと標的タンパク質に対して特殊環状ペプチドを創製する共同研究契約を結んでおり、協業体制にあることが注目されている。
■ラック <3857> 1,144円 +78 円 (+7.3%) 本日終値
ラック<3857>が急伸。同社は昨日引け後、16年3月期連結業績予想の上方修正を発表。売上高は従来予想の357億7000万円から370億円(前期比12.6%増)に、営業利益は同23億円から23億4000万円(同0.5%増)に引き上げている。会社側では、サイバーセキュリティー対策への需要が引き続き拡大、システムインテグレーションサービス事業は主力の金融機関向けに加え公共など非金融向けに開発サービスやIT保守サービスの受注が好調に推移したと発表。同社はあわせて、16年3月期配当予想を従来の16円から18円(前期実績は16円)に引き上げることも発表している。
■カルソニックカンセイ <7248> 837円 +45 円 (+5.7%) 本日終値
カルソニックカンセイ<7248>が後場に入って急伸。同社はきょう、英国で新たな研究開発拠点を開設すると発表。欧州事業拡大による業績への寄与などが期待されているようだ。稼働は4月中旬を予定。新拠点では、英国の主要自動車部品メーカーとのビジネス拡大のための研究開発を行っていく。
■ラオックス <8202> 135円 +7 円 (+5.5%) 本日終値
ラオックス<8202>が大幅反発。政府が30日、訪日外国人客数の新たな目標として、2020年に現在の2倍の4000万人へ、30年には同3倍の6000万人に増やす目標を決めたことで、免税店大手の同社にとって業績拡大への期待が高まっているようだ。目標ではまた訪日客の消費額を20年に15年の2倍超の8兆円へ、30年に15兆円にする目標も掲げており、恩恵は大きいとの見方が強い。
■藤田観光 <9722> 582円 +29 円 (+5.2%) 本日終値
藤田観光<9722>が急反発、中段三角もち合いを上に放れ、テクニカル的にも一目均衡表の雲抜けから戻り足を強めている。安倍政権では訪日観光客数の拡大に本腰を入れており、30日に新たな数値目標を設定、2020年に現在の2倍の4000万人、30年には6000万人に増やす計画にある。同社は椿山荘や太閤園などを経営、ホテルや不動産事業にも展開している。椿山荘は訪日外国人急増の効果で売り上げを順調に伸ばしており、政府の新たな目標設定を受けてインバウンド需要を買いの手掛かりとする動きが強まった。
■ナノキャリア <4571> 1,389円 +52 円 (+3.9%) 本日終値
ナノキャリア<4571>が急反発。このところ東証マザーズに上場するバイオ関連株の上げが目立っているが、同社は30日に男性用スカルプトータルケア製品「Depth」の一般販売を開始したことを明らかにしている。Depthは、アルビオン(東京都中央区)と共同で開発した製品。1月15日から店舗限定で販売していたが、このほどインターネット販売を開始した。
■クルーズ <2138> 2,581円 +95 円 (+3.8%) 本日終値
クルーズ<2138>が3日ぶりに反発。同社はきょう、グリフォン(東京都渋谷区)およびスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>との協業タイトル「ミリオンアーサー エクスタシス」を、NTTドコモ<9437>が運営する「dゲーム」で配信を始めたと発表した。クルーズは3月1日に、新事業としてネイティブゲームやブラウザゲームの運営受託、運営権の買収を行うセカンダリ事業に参入することを明らかにし、グリフォンおよびスクウェア・エニックスとの共同運営を開始している。
■プレサンス <3254> 4,310円 +105 円 (+2.5%) 本日終値
プレサンスコーポレーション<3254>が続伸。岩井コスモ証券は30日付のリポートで同社株のレーティングを新規「A」、目標株価5600円と設定した。同社は近畿圏および東海、中京圏を中心にマンションの企画・開発・分譲事業を展開する中堅の不動産会社で、独自の販売方式と優れた商品力がつよみ。16年3月期第3四半期累計営業利益144億円は通期予想134億円を既に超過している。同リポートでは138億円(前期比12.5%増)で最高益更新が続くと予想している。また17年3月期以降は、タワーマンションなど大型物件が成長を牽引すると見込んでいる。
■みずほFG <8411> 168.1円 +3.1 円 (+1.9%) 本日終値
みずほフィナンシャルグループ<8411>が3日ぶりに反発。大和証券はリポートで、16年3月期通期の連結純利益は6400億円と銀行計画をクリアするとみると紹介。17年3月期は前期比1割強の減益を見込むものの、7円50銭の配当は継続されると予想している。ただ、株価面では新中計が示す収益目標や株主還元姿勢の見極め待ちとみて、投資判断は「3」(中立)を継続。目標株価は270円から190円へ引き下げている。
株探ニュース
JCRファーマ<4552>が急反騰。ホルモン製剤を主力にバイオ創薬にも取り組む。業績も増収増益基調を継続、16年3月期営業利益は前期比13%増の22億7000万円を見込むが増額含みとみられている。世界のメガファーマとの間で戦略的に共同研究契約を結んできたペプチドリーム<4587>は、ここバイオ株物色人気の牽引役となっていたが、直近では旭化成ファーマと創薬研究開発で契約したことを追い風材料に上げ足を加速させた。JCRファーマはこのペプチドリームと標的タンパク質に対して特殊環状ペプチドを創製する共同研究契約を結んでおり、協業体制にあることが注目されている。
■ラック <3857> 1,144円 +78 円 (+7.3%) 本日終値
ラック<3857>が急伸。同社は昨日引け後、16年3月期連結業績予想の上方修正を発表。売上高は従来予想の357億7000万円から370億円(前期比12.6%増)に、営業利益は同23億円から23億4000万円(同0.5%増)に引き上げている。会社側では、サイバーセキュリティー対策への需要が引き続き拡大、システムインテグレーションサービス事業は主力の金融機関向けに加え公共など非金融向けに開発サービスやIT保守サービスの受注が好調に推移したと発表。同社はあわせて、16年3月期配当予想を従来の16円から18円(前期実績は16円)に引き上げることも発表している。
■カルソニックカンセイ <7248> 837円 +45 円 (+5.7%) 本日終値
カルソニックカンセイ<7248>が後場に入って急伸。同社はきょう、英国で新たな研究開発拠点を開設すると発表。欧州事業拡大による業績への寄与などが期待されているようだ。稼働は4月中旬を予定。新拠点では、英国の主要自動車部品メーカーとのビジネス拡大のための研究開発を行っていく。
■ラオックス <8202> 135円 +7 円 (+5.5%) 本日終値
ラオックス<8202>が大幅反発。政府が30日、訪日外国人客数の新たな目標として、2020年に現在の2倍の4000万人へ、30年には同3倍の6000万人に増やす目標を決めたことで、免税店大手の同社にとって業績拡大への期待が高まっているようだ。目標ではまた訪日客の消費額を20年に15年の2倍超の8兆円へ、30年に15兆円にする目標も掲げており、恩恵は大きいとの見方が強い。
■藤田観光 <9722> 582円 +29 円 (+5.2%) 本日終値
藤田観光<9722>が急反発、中段三角もち合いを上に放れ、テクニカル的にも一目均衡表の雲抜けから戻り足を強めている。安倍政権では訪日観光客数の拡大に本腰を入れており、30日に新たな数値目標を設定、2020年に現在の2倍の4000万人、30年には6000万人に増やす計画にある。同社は椿山荘や太閤園などを経営、ホテルや不動産事業にも展開している。椿山荘は訪日外国人急増の効果で売り上げを順調に伸ばしており、政府の新たな目標設定を受けてインバウンド需要を買いの手掛かりとする動きが強まった。
■ナノキャリア <4571> 1,389円 +52 円 (+3.9%) 本日終値
ナノキャリア<4571>が急反発。このところ東証マザーズに上場するバイオ関連株の上げが目立っているが、同社は30日に男性用スカルプトータルケア製品「Depth」の一般販売を開始したことを明らかにしている。Depthは、アルビオン(東京都中央区)と共同で開発した製品。1月15日から店舗限定で販売していたが、このほどインターネット販売を開始した。
■クルーズ <2138> 2,581円 +95 円 (+3.8%) 本日終値
クルーズ<2138>が3日ぶりに反発。同社はきょう、グリフォン(東京都渋谷区)およびスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>との協業タイトル「ミリオンアーサー エクスタシス」を、NTTドコモ<9437>が運営する「dゲーム」で配信を始めたと発表した。クルーズは3月1日に、新事業としてネイティブゲームやブラウザゲームの運営受託、運営権の買収を行うセカンダリ事業に参入することを明らかにし、グリフォンおよびスクウェア・エニックスとの共同運営を開始している。
■プレサンス <3254> 4,310円 +105 円 (+2.5%) 本日終値
プレサンスコーポレーション<3254>が続伸。岩井コスモ証券は30日付のリポートで同社株のレーティングを新規「A」、目標株価5600円と設定した。同社は近畿圏および東海、中京圏を中心にマンションの企画・開発・分譲事業を展開する中堅の不動産会社で、独自の販売方式と優れた商品力がつよみ。16年3月期第3四半期累計営業利益144億円は通期予想134億円を既に超過している。同リポートでは138億円(前期比12.5%増)で最高益更新が続くと予想している。また17年3月期以降は、タワーマンションなど大型物件が成長を牽引すると見込んでいる。
■みずほFG <8411> 168.1円 +3.1 円 (+1.9%) 本日終値
みずほフィナンシャルグループ<8411>が3日ぶりに反発。大和証券はリポートで、16年3月期通期の連結純利益は6400億円と銀行計画をクリアするとみると紹介。17年3月期は前期比1割強の減益を見込むものの、7円50銭の配当は継続されると予想している。ただ、株価面では新中計が示す収益目標や株主還元姿勢の見極め待ちとみて、投資判断は「3」(中立)を継続。目標株価は270円から190円へ引き下げている。
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