【市況】明日の株式相場見通し=FOMC前に手控え、円高・ドル安進行へ警戒感
日経平均の日足チャート 「株探」多機能チャートより
15日の東京株式市場は、後場に入り日銀の金融政策決定会合の結果が「現状維持」と伝わると、全体相場は軟化し下値を探る展開となった。終値は前日比116円68銭安の1万7117円07銭と4日ぶり反落した。
日程面では、天然油脂由来の油脂化学品(オレオケミカル)を主な取扱商品とする化学品事業をはじめ、日用品事業、土木建設資材事業も手掛ける昭栄薬品<3537>がジャスダック市場に新規上場する。
このほか、国際金融経済分析会合(~17日)、2月の訪日外国人客数、2月の首都圏・近畿圏マンション市場動向に注目。海外では、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が会見、米2月の消費者物価指数・住宅着工・鉱工業生産指数、欧州2月の新車販売が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)