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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 16,600円~17,000円

 米ダウ平均は、米エネルギー情報局(EIA)の週報で、石油在庫が大幅減少となったことを手掛かりに、原油価格が大きく上昇しことを好感し反発。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)165円高と、大幅高で取引を終えていることから、東京市場の朝方も買い先行により、プラス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、WTI(米国産標準油種)が約3カ月ぶりの高値圏と、原油価格の底入れ期待により、エネルギー関連銘柄を中心に買い直される公算で、ドルも弱い動きながら、対円で113円台を回復してきたことから、輸出関連銘柄も見直されそうである。

 ただ、今晩の欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、ドラギ総裁の会見内容を見極めたい投資家が多いと推測されるだけに、積極的な参加は限定的と予想され、指数の上値は重く推移すると思われる。

 テクニカル的には、一目均衡表転換線(16,450円前後)~25日移動平均線(16,316円前後)が下値支持の水準となりそうで、上値はボリンジャーバンドの+1σ(16,822円前後)が抵抗線として意識されるが、ここをブレイクすると昨年12月からの調整入り後初めての、ポジティブな変化となることから、16,800円前後での値動きには注意したい。

 新興市場のジャスダック平均は、下値は一目均衡表の転換線(2,386ポイント前後)が支持線、上値は雲の下限(2,478ポイント前後)が抵抗帯となり、マザーズ指数は、ボリンジャーバンドの+1σ(891ポイント前後)~+2σ(961ポイント前後)のレンジ内取引が想定される。

 本日の予想レンジ 16,600円~17,000円。(ストック・データバンク 編集部)

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