市場ニュース

戻る
 

【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (3月10日記)

日経平均株価の日足チャート 「株探」多機能チャートより
 
 日経平均株価は、昨晩の円安から本日の寄り付き値が反発する公算です。

3月は上げやすい時期のため、すんなりと上昇を開始する可能性もあります。しかし、昨日、中途半端な地点で押し目をつけていることや、すでに3月の上げ分を4日までにだいたい達成していることなどを考慮すると、昨日の安値が上昇のきっかけになるとは考えにくいという見方もできます。

上昇開始なら、本日から明日にかけて、一気に1万7000円へ到達する上げ場面になるはずです。

 一方、下値を試す動きを継続中なら、本日の反発は、本日中、1万6800円程度で上値を抑えられると考えられます。

 弱気の展開になるなら、本日は、10時頃までにつける高値が最高値になる可能性があるため、そのあたりの高値を超えられるかを強弱の判断の基準にします。

情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均