【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ピジョン、コマツ、ソフトバンク、ヤフー
■サンデンHD <6444> 359円 +47 円 (+15.1%) 本日終値 東証1部 上昇率2位
7日、サンデンHD <6444> が従来未定としていた16年3月期の期末一括配当は15円(前期は10円)実施する方針としたことが買い材料視された。目標配当性向30%に沿い、株主への利益還元を増やす。前日終値ベースの期末配当利回りは4.81%となり、配当権利日を目前に控え配当取りを狙う買いが向かった。
■ピジョン <7956> 2,767円 +143 円 (+5.5%) 本日終値 東証1部 上昇率9位
7日、ピジョン <7956> が決算を発表。16年1月期の連結経常利益は前の期比13.4%増の150億円に伸びて着地。続く17年1月期も前期比1.5%増の153億円と、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は中国や北米を中心にベビースキンケアや紙おむつの販売が伸び、増収を確保する。業績好調に伴い、前期の年間配当を40円→42円(前の期は1→3の株式分割前で105円)に増額し、今期も前期比2円増の44円に増配する方針としたことも支援材料。
■デンカ <4061> 431円 +19 円 (+4.6%) 本日終値 東証1部 上昇率10位
7日、デンカ <4061> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.11%にあたる950万株(金額で38億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月8日から17年3月7日まで。
■コマツ <6301> 1,958.5円 +40.5 円 (+2.1%) 本日終値
コマツ<6301>や日立建機<6305>がともに5日続伸。中国景気の先行き不透明感と非鉄市況の下落を受け昨年半ばから下げ基調が続いたが、足もとでは反発狙いの買いが流入している。中国は5日開催の全国人民代表大会(全人代)で交通網整備などに年2兆元(約34兆円)を投じることを表明。中国の財政出動による需要拡大期待から銅や鉄鉱石価格が上昇している。これを受け、コマツなど建機株に見直し買いが流入した。
■井関農機 <6310> 208円 +4 円 (+2.0%) 本日終値
井関農機<6310>が6日続伸。全般相場軟調局面でも低位株特有の強さを発揮、200円台回復後も緩むことなく上値指向を続けている。TPP締結の動きを背景に安倍政権が掲げる国内農業の競争力強化は重要テーマに掲げられている。同社はスマート田植機の開発や農業生産者向けクラウドサービスなどICT化戦略で先駆、同テーマの担い手として活躍余地が大きい。株価指標面でもPBRが0.7倍にとどまっており、水準訂正余地も意識されている。
■INV <8963> 76,100円 +1,300 円 (+1.7%) 本日終値
UBS証券の民泊関連のリポートでは、民泊解禁は総理指示として政策のトッププライオリティーに位置付けられ、今後2段階で全国解禁されていくと指摘。民泊がもたらす経済効果として、訪日外国人数の追加的な拡大、リピーター・地方訪問率・滞在日数の拡大、食やイベント、文化体験など他のサービスとの複合効果、空き家の活用による新たな需要の創出、防火対策、防犯対策の強化など、副次的な効果が多く見込まれると解説。Jリートは既存ホテルと民泊の共存が総需要を拡大、インターネットセクターでは直接的にも間接的にも寄与が大きいと予想し、注目銘柄として、インヴィンシブル投資法人<8963>、ジャパン・ホテル・リート投資法人<8985>、ヤフー<4689>、楽天<4755>を紹介している。
■ソフトバンクグループ <9984> 5,851円 +97 円 (+1.7%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>が反発。同社は7日、海外事業と国内事業を統括する中間持ち株会社を設立し、同社副社長のニケシュ・アローラ氏と取締役の宮内謙氏をそれぞれの最高責任者とすると発表した。この発表に対して、ゴールドマン・サックス証券は7日、「権限の明確化が進むことで機会損失の減少が見込め、意思決定速度のアップなどの効果が期待される」と評価。レーティングの「買い」と目標株価7500円を継続した。
■大氣社 <1979> 2,697円 +41 円 (+1.5%) 本日終値
大気社<1979>が反発。大和証券は同社についてのリポートで、産業空調の受注好調で16年3月期第3四半期累計業績はポジティブと指摘。北米では、ホンダアメリカより塗装システムの大型案件を獲得していると紹介。今後1年程度の目標株価を2900円から3000円へ引き上げ、レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続している。
■ヤフー <4689> 468円 +6 円 (+1.3%) 本日終値
ヤフー<4689>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が7日付けでレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」へ、目標株価を550円から600円へ引き上げた。13年10月に始まった「EC革命」の良循環構造が15年10~12月期の大規模プロモーションで加速し、Yahoo!ショッピングのtake rate(=Yahoo!ショッピングのストアからの広告売上高/Yahoo!ショッピング取扱高)が2.0%弱から2.5%前後に上昇したことに注目。今16年3月期は通期連結営業利益で従来予想の2359億9100万円(前期実績1972億1200万円)から2396億円へ、来期予想を2180億9600万円から2012億円へ引き上げている。
株探ニュース
7日、サンデンHD <6444> が従来未定としていた16年3月期の期末一括配当は15円(前期は10円)実施する方針としたことが買い材料視された。目標配当性向30%に沿い、株主への利益還元を増やす。前日終値ベースの期末配当利回りは4.81%となり、配当権利日を目前に控え配当取りを狙う買いが向かった。
■ピジョン <7956> 2,767円 +143 円 (+5.5%) 本日終値 東証1部 上昇率9位
7日、ピジョン <7956> が決算を発表。16年1月期の連結経常利益は前の期比13.4%増の150億円に伸びて着地。続く17年1月期も前期比1.5%増の153億円と、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は中国や北米を中心にベビースキンケアや紙おむつの販売が伸び、増収を確保する。業績好調に伴い、前期の年間配当を40円→42円(前の期は1→3の株式分割前で105円)に増額し、今期も前期比2円増の44円に増配する方針としたことも支援材料。
■デンカ <4061> 431円 +19 円 (+4.6%) 本日終値 東証1部 上昇率10位
7日、デンカ <4061> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.11%にあたる950万株(金額で38億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月8日から17年3月7日まで。
■コマツ <6301> 1,958.5円 +40.5 円 (+2.1%) 本日終値
コマツ<6301>や日立建機<6305>がともに5日続伸。中国景気の先行き不透明感と非鉄市況の下落を受け昨年半ばから下げ基調が続いたが、足もとでは反発狙いの買いが流入している。中国は5日開催の全国人民代表大会(全人代)で交通網整備などに年2兆元(約34兆円)を投じることを表明。中国の財政出動による需要拡大期待から銅や鉄鉱石価格が上昇している。これを受け、コマツなど建機株に見直し買いが流入した。
■井関農機 <6310> 208円 +4 円 (+2.0%) 本日終値
井関農機<6310>が6日続伸。全般相場軟調局面でも低位株特有の強さを発揮、200円台回復後も緩むことなく上値指向を続けている。TPP締結の動きを背景に安倍政権が掲げる国内農業の競争力強化は重要テーマに掲げられている。同社はスマート田植機の開発や農業生産者向けクラウドサービスなどICT化戦略で先駆、同テーマの担い手として活躍余地が大きい。株価指標面でもPBRが0.7倍にとどまっており、水準訂正余地も意識されている。
■INV <8963> 76,100円 +1,300 円 (+1.7%) 本日終値
UBS証券の民泊関連のリポートでは、民泊解禁は総理指示として政策のトッププライオリティーに位置付けられ、今後2段階で全国解禁されていくと指摘。民泊がもたらす経済効果として、訪日外国人数の追加的な拡大、リピーター・地方訪問率・滞在日数の拡大、食やイベント、文化体験など他のサービスとの複合効果、空き家の活用による新たな需要の創出、防火対策、防犯対策の強化など、副次的な効果が多く見込まれると解説。Jリートは既存ホテルと民泊の共存が総需要を拡大、インターネットセクターでは直接的にも間接的にも寄与が大きいと予想し、注目銘柄として、インヴィンシブル投資法人<8963>、ジャパン・ホテル・リート投資法人<8985>、ヤフー<4689>、楽天<4755>を紹介している。
■ソフトバンクグループ <9984> 5,851円 +97 円 (+1.7%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>が反発。同社は7日、海外事業と国内事業を統括する中間持ち株会社を設立し、同社副社長のニケシュ・アローラ氏と取締役の宮内謙氏をそれぞれの最高責任者とすると発表した。この発表に対して、ゴールドマン・サックス証券は7日、「権限の明確化が進むことで機会損失の減少が見込め、意思決定速度のアップなどの効果が期待される」と評価。レーティングの「買い」と目標株価7500円を継続した。
■大氣社 <1979> 2,697円 +41 円 (+1.5%) 本日終値
大気社<1979>が反発。大和証券は同社についてのリポートで、産業空調の受注好調で16年3月期第3四半期累計業績はポジティブと指摘。北米では、ホンダアメリカより塗装システムの大型案件を獲得していると紹介。今後1年程度の目標株価を2900円から3000円へ引き上げ、レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続している。
■ヤフー <4689> 468円 +6 円 (+1.3%) 本日終値
ヤフー<4689>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が7日付けでレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」へ、目標株価を550円から600円へ引き上げた。13年10月に始まった「EC革命」の良循環構造が15年10~12月期の大規模プロモーションで加速し、Yahoo!ショッピングのtake rate(=Yahoo!ショッピングのストアからの広告売上高/Yahoo!ショッピング取扱高)が2.0%弱から2.5%前後に上昇したことに注目。今16年3月期は通期連結営業利益で従来予想の2359億9100万円(前期実績1972億1200万円)から2396億円へ、来期予想を2180億9600万円から2012億円へ引き上げている。
株探ニュース