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【市況】<株式トピックス>=マザーズ指数7日続伸で7カ月ぶりの高値水準に

 7日の東京株式相場は、外国為替市場での円高基調などを背景に、利益確定売りに押される展開となった。日経平均株価終値は、前週末比103円46銭安の1万6911円32銭と5日ぶり反落し、東証1部の売買代金は2兆1722億円と低水準にとどまった。

 日経平均株価が一服した半面、7日の新興市場は堅調な推移を持続した。日経ジャスダック平均株価は、前週末比14円74銭高の2419円40銭で8日続伸。さらに、東証マザーズ指数も前週末比19.66ポイント高の935.99と7日続伸で、昨年8月11日終値の945.60以来、約7カ月ぶりの高値水準となった。

 新興市場の上場銘柄が買い人気を集めている背景について市場関係者からは「新興市場には、内需系の銘柄が多いだけに、外国為替市場、原油相場、欧米、中国など海外経済動向といった外部要因の影響が限定的で、株価指数先物の波乱にも巻き込まれない。また、先端的な新分野に特化した企業が多いことから、フィンテック、自動運転、ドローン、人工知能といった物色テーマに対する株価の感応度が大きい銘柄が多い」との見方が出ていた。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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