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【市況】明日の株式相場見通し=買い疲れで見送り継続、売買代金の低下を懸念

 あす(8日)の東京株式市場は、手掛かり材料難の地合いが継続することが予想され、売り先行で日経平均株価は続落となりそうだ。先週の短期間での急騰に対する反動で、利益確定の売りが優勢となりそうだ。

 市場関係者からは「先週の4日続伸で、日経平均株価は合計988円高と急騰した。この急上昇で、主力銘柄を中心にやや買い疲れ感が出ている。激しい運動の後のクールダウンのような状態といえる。ただ、そのなかでも東証マザーズ指数が6日続伸となるなど、物色意欲は高水準を維持している」との見方が出ていた。

 7日の東京株式市場は、外国為替市場での円高基調などを背景に利益確定売りに押される展開となった。日経平均株価終値は、前週末比103円46銭安の1万6911円32銭と5日ぶり反落した。東証1部の売買代金概算は2兆1722億円と低水準にとどまった。

 日程面では、15年10~12月期の国内総生産(GDP)改定値、2月の消費動向調査、2月の景気ウォッチャー調査、1月の国際収支に注目。海外ではEU財務相理事会が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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