【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):NTTデータ、TBSHD、KDDI、デンソー
■NTTデータ <9613> 5,620円 +90 円 (+1.6%) 本日終値
NTTデータ<9613>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、粗利益率が同証券従来想定比強含みで推移している点を踏まえ、16年3月期、17年3月期の営業利益予想を若干上方修正。また、16年3月期当期利益予想は有価証券売却益150億円(第3四半期実績)により大幅上方修正。現中計のEPS200円目標(16年3月期)は達成の公算とリポートで解説している。同証券ではまた、同社が注力するグローバルは16年3月期営業黒字化目標に対して下振れ基調とみており、利益貢献という観点で期待値は高まらずと指摘。グローバルはまず営業黒字化定着を確認したいとの見解を示し、目標株価は5580円から5840円へ引き上げ、レーティングは「ニュートラル」を継続している。
■TBSHD <9401> 1,762円 +23 円 (+1.3%) 本日終値
TBSホールディングス<9401>は堅調。19日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「ニュートラル」継続ながら目標株価を1690円から1750円へ引き上げた。足もと、同社の全日帯視聴率は積極的な番組改編効果で回復傾向、同占拠率も上昇。更に従来4位定着していた業界順位はフジ・メディアと3位争いをしている。今後3位定着できれば販売単価上昇等が期待できる、と指摘。今16年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の160億円(前期実績157億2800万円)に対して従来予想の127億円から160億円へ、来期予想を110億円から133億円へ引き上げている。
■KDDI <9433> 3,013円 +37 円 (+1.2%) 本日終値
KDDI<9433>は堅調。同社はこの日、KDDI研究所が、ウインドリバー、日本ヒューレット・パッカード、ブロケード・コミュニケーションズ・システムズと協力して、ネットワーク仮想化時代に向けて、人工知能を活用した自動運用システムを開発し、世界で初めて人工知能による故障予測に基づきネットワークを自動運用する実証に成功したことを発表した。今回の実証では、ソフトウエアバグなどの異常の兆候を9割以上の精度で事前に検知し、従来の約5倍の速度で仮想化された機能を別拠点などの安全な場所へ移行することに成功している。この実証の成果の一部は、この日からスペインのバルセロナで開催される「Mobile World Congress(MWC)2016」で展示される。
■デンソー <6902> 4,200円 +49 円 (+1.2%) 本日終値
デンソー<6902>が反発。同社はこの日、NTTドコモ<9437>と高度運転支援と自動運転技術の実現に向け、LTEや次世代移動通信システム5Gを利用した車両制御システムの研究開発を協力して進めることを発表した。今回の研究開発は、デンソーがこれまで培った車両制御技術のノウハウと、ドコモが培った車両通信のノウハウを組み合わせることで、LTEや5Gを利用した車両制御技術の高度運転支援や自動運転技術への活用を目指す。具体的には、高速道路での合流や、見通しの悪い都市部の交差点などでの活用を想定し、シミュレータを用いた評価や、車両を利用した実験を検討していく方針。
■クラレ <3405> 1,239円 +13 円 (+1.1%) 本日終値
クラレ<3405>が反発。岩井コスモ証券は同社について、16年12月期上期はやや低調なスタートとなるものの、PVA等新設備稼働と光学用PVAフィルムの新製品投入により業績が上向き増益基調が継続する見込みと紹介。光学用PVAフィルムが基盤事業として全体業績を支える一方、PVBフィルムやエラストマ、ジェネスタなどが成長を牽引する展開となりそうだと想定。同証券は、目標株価は1650円から1430円へ引き下げているものの、投資判断は上位から2番目の「B+」を継続している。
■NTTドコモ <9437> 2,642円 +15.5 円 (+0.6%) 本日終値
19日、NTTドコモ <9437> が通信混雑時に通信のつながりやすさを向上させるネットワーク仮想化技術を世界で初めて開発したと発表したことが買い材料。ネットワーク仮想化技術は、通常特定のハードウェアでしか動作しないソフトウエアを仮想的なハードウエア上で動作させる技術。同技術の導入により、災害などを原因とした通信混雑時における通信のつながりやすさ向上や、設備故障時における通信の継続提供をより確実にする。3月から商用ネットワークでの運用を開始する。
■光通信 <9435> 7,780円 +30 円 (+0.4%) 本日終値
光通信<9435>が小反発。大和証券は、16年3月期第3四半期(10~12月)営業利益は前年同期比47%増益の80億円で、光回線の自社販売の子会社が行政指導を受けて販売停止中の状況にあって、安心感を与える利益水準となったとリポートで紹介。今期会社計画営業利益360億円は維持されたものの、大和予想は行政指導の悪影響をやや織り込み、営業利益を370億円→365億円に修正、17年3月期は397億円を据え置いている。同証券ではまた、決算説明資料で自社SIM販売に関して以前よりは前向きなコメントがあり、光回線の自社販売とあわせて展開する商材になる可能性があろうと指摘。レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続、TOPIXの下落を主因に目標株価は9860円から8480円へ引き下げている。
■三菱商事 <8058> 1,872円 +6 円 (+0.3%) 本日終値
三菱商事<8058>が小反発。大和証券は、同社の16年3月期第3四半期決算はサプライズなくニュートラルな印象とリポートで紹介。同証券による業績予想を下方修正したうえで、15年12月末実績PBRは0.56倍と1倍を大きく割り込むものの、15~17年度予想ROE3.4~5.8%(自社株買い考慮後)との比較や資産再評価リスクを勘案すると特段の割安感があるとまでは言えないと指摘。投資判断は「3」(中立)を継続し、目標株価は2160円から1990円へ引き下げている。
●ストップ高銘柄
東邦金属 <5781> 124円 +30 円 (+31.9%) ストップ高 本日終値
ソーシャルワイヤー <3929> 1,435円 +300 円 (+26.4%) ストップ高 本日終値
シリコンスタジオ <3907> 2,534円 +500 円 (+24.6%) ストップ高 本日終値
ネオジャパン <3921> 2,068円 +400 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
ぷらっとホーム <6836> 3,705円 +700 円 (+23.3%) ストップ高 本日終値
など、20銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
NTTデータ<9613>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、粗利益率が同証券従来想定比強含みで推移している点を踏まえ、16年3月期、17年3月期の営業利益予想を若干上方修正。また、16年3月期当期利益予想は有価証券売却益150億円(第3四半期実績)により大幅上方修正。現中計のEPS200円目標(16年3月期)は達成の公算とリポートで解説している。同証券ではまた、同社が注力するグローバルは16年3月期営業黒字化目標に対して下振れ基調とみており、利益貢献という観点で期待値は高まらずと指摘。グローバルはまず営業黒字化定着を確認したいとの見解を示し、目標株価は5580円から5840円へ引き上げ、レーティングは「ニュートラル」を継続している。
■TBSHD <9401> 1,762円 +23 円 (+1.3%) 本日終値
TBSホールディングス<9401>は堅調。19日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「ニュートラル」継続ながら目標株価を1690円から1750円へ引き上げた。足もと、同社の全日帯視聴率は積極的な番組改編効果で回復傾向、同占拠率も上昇。更に従来4位定着していた業界順位はフジ・メディアと3位争いをしている。今後3位定着できれば販売単価上昇等が期待できる、と指摘。今16年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の160億円(前期実績157億2800万円)に対して従来予想の127億円から160億円へ、来期予想を110億円から133億円へ引き上げている。
■KDDI <9433> 3,013円 +37 円 (+1.2%) 本日終値
KDDI<9433>は堅調。同社はこの日、KDDI研究所が、ウインドリバー、日本ヒューレット・パッカード、ブロケード・コミュニケーションズ・システムズと協力して、ネットワーク仮想化時代に向けて、人工知能を活用した自動運用システムを開発し、世界で初めて人工知能による故障予測に基づきネットワークを自動運用する実証に成功したことを発表した。今回の実証では、ソフトウエアバグなどの異常の兆候を9割以上の精度で事前に検知し、従来の約5倍の速度で仮想化された機能を別拠点などの安全な場所へ移行することに成功している。この実証の成果の一部は、この日からスペインのバルセロナで開催される「Mobile World Congress(MWC)2016」で展示される。
■デンソー <6902> 4,200円 +49 円 (+1.2%) 本日終値
デンソー<6902>が反発。同社はこの日、NTTドコモ<9437>と高度運転支援と自動運転技術の実現に向け、LTEや次世代移動通信システム5Gを利用した車両制御システムの研究開発を協力して進めることを発表した。今回の研究開発は、デンソーがこれまで培った車両制御技術のノウハウと、ドコモが培った車両通信のノウハウを組み合わせることで、LTEや5Gを利用した車両制御技術の高度運転支援や自動運転技術への活用を目指す。具体的には、高速道路での合流や、見通しの悪い都市部の交差点などでの活用を想定し、シミュレータを用いた評価や、車両を利用した実験を検討していく方針。
■クラレ <3405> 1,239円 +13 円 (+1.1%) 本日終値
クラレ<3405>が反発。岩井コスモ証券は同社について、16年12月期上期はやや低調なスタートとなるものの、PVA等新設備稼働と光学用PVAフィルムの新製品投入により業績が上向き増益基調が継続する見込みと紹介。光学用PVAフィルムが基盤事業として全体業績を支える一方、PVBフィルムやエラストマ、ジェネスタなどが成長を牽引する展開となりそうだと想定。同証券は、目標株価は1650円から1430円へ引き下げているものの、投資判断は上位から2番目の「B+」を継続している。
■NTTドコモ <9437> 2,642円 +15.5 円 (+0.6%) 本日終値
19日、NTTドコモ <9437> が通信混雑時に通信のつながりやすさを向上させるネットワーク仮想化技術を世界で初めて開発したと発表したことが買い材料。ネットワーク仮想化技術は、通常特定のハードウェアでしか動作しないソフトウエアを仮想的なハードウエア上で動作させる技術。同技術の導入により、災害などを原因とした通信混雑時における通信のつながりやすさ向上や、設備故障時における通信の継続提供をより確実にする。3月から商用ネットワークでの運用を開始する。
■光通信 <9435> 7,780円 +30 円 (+0.4%) 本日終値
光通信<9435>が小反発。大和証券は、16年3月期第3四半期(10~12月)営業利益は前年同期比47%増益の80億円で、光回線の自社販売の子会社が行政指導を受けて販売停止中の状況にあって、安心感を与える利益水準となったとリポートで紹介。今期会社計画営業利益360億円は維持されたものの、大和予想は行政指導の悪影響をやや織り込み、営業利益を370億円→365億円に修正、17年3月期は397億円を据え置いている。同証券ではまた、決算説明資料で自社SIM販売に関して以前よりは前向きなコメントがあり、光回線の自社販売とあわせて展開する商材になる可能性があろうと指摘。レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続、TOPIXの下落を主因に目標株価は9860円から8480円へ引き下げている。
■三菱商事 <8058> 1,872円 +6 円 (+0.3%) 本日終値
三菱商事<8058>が小反発。大和証券は、同社の16年3月期第3四半期決算はサプライズなくニュートラルな印象とリポートで紹介。同証券による業績予想を下方修正したうえで、15年12月末実績PBRは0.56倍と1倍を大きく割り込むものの、15~17年度予想ROE3.4~5.8%(自社株買い考慮後)との比較や資産再評価リスクを勘案すると特段の割安感があるとまでは言えないと指摘。投資判断は「3」(中立)を継続し、目標株価は2160円から1990円へ引き下げている。
●ストップ高銘柄
東邦金属 <5781> 124円 +30 円 (+31.9%) ストップ高 本日終値
ソーシャルワイヤー <3929> 1,435円 +300 円 (+26.4%) ストップ高 本日終値
シリコンスタジオ <3907> 2,534円 +500 円 (+24.6%) ストップ高 本日終値
ネオジャパン <3921> 2,068円 +400 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
ぷらっとホーム <6836> 3,705円 +700 円 (+23.3%) ストップ高 本日終値
など、20銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース