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【市況】今週の「特異日」カレンダー(1月25日-29日)


―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

 前週(19日-22日)は、18日(月)、19日(火)がともに「7勝3敗」のプラスの特異日でしたが、投資家心理に改善の気配はうかがえず、18日に191円下げて1万7000円割れとなりました。19日には92円高と反発したものの、翌20日の632円安で帳消し。「3勝7敗」のマイナスの特異日にあたる21日(木)には393円下げて1万6000円割れまで17円余に迫りました。

 ただ、21日のECB理事会後にドラギ総裁が3月の理事会での追加緩和決定を示唆したことを受け、22日には全面高となり941円高と急反発しました(今年に入って3日目の上昇)。

 今週(25-29日)は、26日(火)が「2勝8敗」、28日(木)が「3勝7敗」とマイナスの特異日が飛び石的に続きます。目先の安値を付けた21日に続くマイナスの特異日到来は“弱気”の継続を示唆しますが、仮に軟調な地合になったとしても短期二点底による底値固めといった潮目の変化の可能性も念頭に置いておきたいタイミングでもあります。

 スケジュール的には26日にアップル決算、28日早朝にFOMC結果発表、29日には日銀金融政策決定会合の結果ならびに米国10-12月期GDPの発表と重要イベントが目白押しです。市場がどのような反応をみせるか、要注目の週となりそうです。

▲【 7敗以上 】
  1月26日(火) ○2-●8
  1月28日(木) ○3-●7

※○は「勝ち(前日比プラス)」、●は「負け(前日比マイナス)」を表し、例えば「○7-●3」は7勝3敗を意味します。

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