【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):スクリン、日清食HD、ローソン、川重
■スクリン <7735> 820円 +10 円 (+1.2%) 本日終値
SCREENホールディングス<7735>やディスコ<6146>など半導体関連株が高い。半導体最大手、米インテルは14日に15年10~12月期決算発表を行い、同時に16年の設備投資額は前年に比べ3割増の95億ドルにすると報じられている。これを受け、日本の半導体関連株に買いが流入している。 また、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)も同日決算発表を行い、16年の設備投資額は90~100億ドルと前年の81億ドルから増額する見通しにあることも前向きに受け止められている。
■日清食HD <2897> 6,040円 +70 円 (+1.2%) 本日終値
日清食品ホールディングス<2897>が反発。同社はこの日、1月29日付で、ぼんち(大阪市淀川区)の株式20.1%を追加取得し、連結子会社化することを発表した。ぼんち社は、ロングセラー「ぼんち揚」を中心に、1931年の創業以来80年以上にわたる米菓製造の歴史を持つ米菓メーカー。14年2月4日に公表した資本業務提携以降、営業・マーケティング・商品開発・生産に関して様々なノウハウを共有・融合を進めてきたが、今回の子会社化により、この取り組みを強化する。子会社化後の持ち株比率は50.1%となる予定。
■象印マホービン <7965> 1,539円 +13 円 (+0.9%) 本日終値
象印マホービン<7965>はしっかり。岩井コスモ証券は、同社が16年11月期営業利益を前期比15%減の見通しを示していることについて、炊飯ジャーが中国を始めとする海外で需要掘り起こしの余地が大きいことや、ステンレスマグも年間1100万本から1500万本への増産体制が整ったことを考えれば、会社見通しは保守的と指摘。同証券は、同社の16年11月期営業利益も最高益の更新が続くと予想し、投資判断は最上位の「A」を継続。ただ、目標株価は2300円から2000円へ引き下げられた。
■ローソン <2651> 9,300円 +70 円 (+0.8%) 本日終値
ローソン<2651>が反発。岩井コスモ証券は14日、同社株の目標株価を従来の1万円から1万1000円に引き上げた。投資判断は「B+」を継続した。16年2月期第3四半期(3~11月)はおにぎり100円セールやカフェラテの値下げなどの販促効果で、既存店売上高が回復基調。前期に買収した成城石井も好調に推移した。このため同期の連結営業利益は前年同期比3.8%増の620億5800万円と会社計画を約10億円上回った。16年2月通期の連結営業利益は前期比0.7%増の710億円の見通しだが、この予想は「保守的」な内容として720億円への増額修正を予想している。今期で13期連続営業増益となるが、17年2月期も同利益は760億円への増益を予想している。
■松屋 <8237> 961円 -125 円 (-11.5%) 本日終値 東証1部 下落率8位
14日、松屋 <8237> が16年2月期の連結最終利益を従来予想の17億円→10億円に41.2%下方修正。従来の30.4%増益予想から一転して23.3%減益見通しとなったことが売り材料視された。14年12月に開業した結婚式場「リュド・ヴィンテージ目白」の販管費が想定を上回るうえ、同式場の収益性の低下に伴う減損損失4.1億円を計上することが最終利益を押し下げる。同時に、銀座店開店90周年記念配当1円を実施する形で、今期の年間配当を従来計画の5円→6円(前期は5円)に増額修正したが買い材料視されなかった。
■クリレスHD <3387> 2,968円 -212 円 (-6.7%) 本日終値
クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は反落。同社は14日の取引終了後、16年2月期第3四半期累計(2015年3月~11月)の連結決算を発表。売上高は697億7900万円(前年同期比38.1%増)、営業利益は46億4700万円(同45.5%増)、純利益は23億6300万円(同94.9%増)と大幅な増収増益となったが、一時前日比90円高の3270円まで買われた後は、目先的な売りなどに押されている。好立地への積極的な新規出店を実施、メニューの開発・刷新などの取り組みなども寄与している。通期業績は売上高1020億円(前期比47.2%増)、営業利益66億円(同58.5%増)、最終利益40億円(同38.4%減)と従来見通しを据え置いた。期末配当については従来予想の16円50銭から18円450銭(前年同期11円34銭)に引き上げ、第2四半期末の16円50銭(1対3の分割前の前年同期実績34円)と合わせて年間配当は35円になる。
■川崎重工業 <7012> 371円 -26 円 (-6.6%) 本日終値
川崎重工業<7012>が続落。同社は14日、2015年4~12月期にブラジルの造船事業に関連した損失を221億円計上することを発表、金額規模が大きいだけにこれをネガティブ視する売りが集まった。国営石油会社ペトロブラスの海洋掘削船の船体部工事で代金支払いが遅延していることに伴うもの。会社側では今年度の業績見通しについて、今回の損失に伴い従来見通しを下方修正する見込みであるとしているが、詳細については現在精査中のため、28日に予定している第3四半期の決算発表で公表する予定としている。
■サンケン電気 <6707> 360円 -20 円 (-5.3%) 本日終値
サンケン電気<6707>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は14日、同社株の目標株価を540円から470円に引き下げた。投資判断は「ホールド」を継続している。同証券では、16年3月期の連結営業利益83億円から80億円(前期比28.6%減)に下方修正した。OA・産業機器、民生向けデバイスなどの需要減速が想定以上のため業績予想を減額している。今第3四半期(10~12月)の営業利益は前期比20%減の16億円、9カ月累計では45.4億円を想定している。
■サイゼリヤ <7581> 2,381円 -125 円 (-5.0%) 本日終値
サイゼリヤ<7581>が大幅続落。大和証券は、同社の16年8月期第1四半期営業利益について、既存店の好調と固定費低減により国内は大和想定を上振れしたものの、中国での人件費上昇が想定以上でアジアは大和想定を下回ったと指摘。中国では社会保険制度への対応などにより例年以上のペースで人件費が上昇している模様とみるも、想定を下回った海外の既存店売上高は、国内既存店の好調で相殺可能と解説。レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は3700円から3600円へ引き下げられた。
■Gunosy <6047> 686円 +100 円 (+17.1%) ストップ高 本日終値
14日、Gunosy <6047> [東証M]がKDDI <9433> とスマートフォン向けメディア事業で業務提携すると発表したことが買い材料。両社はそれぞれの顧客基盤や事業ノウハウなどを融合し、国内最大の情報配信プラットフォーム実現を目指す。今夏には新たなメディアサービスを開始するとしている。発表を受けて、KDDIとの業務提携による収益基盤の拡大に期待する買いが向かった。
●ストップ高銘柄
ミズホメディー <4595> 2,102円 +400 円 (+23.5%) ストップ高 本日終値
Gunosy <6047> 686円 +100 円 (+17.1%) ストップ高 本日終値
アイ・ピー・エス <4335> 556円 +80 円 (+16.8%) ストップ高 本日終値
S&PGSCI商品指数 <1327> 3,330円 0 円 (0.0%) ストップ高 本日終値
以上、4銘柄
●ストップ安銘柄
FVC <8462> 2,450円 -700 円 (-22.2%) ストップ安 本日終値
メタップス <6172> 1,898円 -500 円 (-20.9%) ストップ安 本日終値
さくらインターネット <3778> 1,555円 -400 円 (-20.5%) ストップ安 本日終値
ドーン <2303> 2,855円 -700 円 (-19.7%) ストップ安 本日終値
ADプラズマ <6668> 445円 -100 円 (-18.4%) ストップ安 本日終値
など、7銘柄
株探ニュース
SCREENホールディングス<7735>やディスコ<6146>など半導体関連株が高い。半導体最大手、米インテルは14日に15年10~12月期決算発表を行い、同時に16年の設備投資額は前年に比べ3割増の95億ドルにすると報じられている。これを受け、日本の半導体関連株に買いが流入している。 また、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)も同日決算発表を行い、16年の設備投資額は90~100億ドルと前年の81億ドルから増額する見通しにあることも前向きに受け止められている。
■日清食HD <2897> 6,040円 +70 円 (+1.2%) 本日終値
日清食品ホールディングス<2897>が反発。同社はこの日、1月29日付で、ぼんち(大阪市淀川区)の株式20.1%を追加取得し、連結子会社化することを発表した。ぼんち社は、ロングセラー「ぼんち揚」を中心に、1931年の創業以来80年以上にわたる米菓製造の歴史を持つ米菓メーカー。14年2月4日に公表した資本業務提携以降、営業・マーケティング・商品開発・生産に関して様々なノウハウを共有・融合を進めてきたが、今回の子会社化により、この取り組みを強化する。子会社化後の持ち株比率は50.1%となる予定。
■象印マホービン <7965> 1,539円 +13 円 (+0.9%) 本日終値
象印マホービン<7965>はしっかり。岩井コスモ証券は、同社が16年11月期営業利益を前期比15%減の見通しを示していることについて、炊飯ジャーが中国を始めとする海外で需要掘り起こしの余地が大きいことや、ステンレスマグも年間1100万本から1500万本への増産体制が整ったことを考えれば、会社見通しは保守的と指摘。同証券は、同社の16年11月期営業利益も最高益の更新が続くと予想し、投資判断は最上位の「A」を継続。ただ、目標株価は2300円から2000円へ引き下げられた。
■ローソン <2651> 9,300円 +70 円 (+0.8%) 本日終値
ローソン<2651>が反発。岩井コスモ証券は14日、同社株の目標株価を従来の1万円から1万1000円に引き上げた。投資判断は「B+」を継続した。16年2月期第3四半期(3~11月)はおにぎり100円セールやカフェラテの値下げなどの販促効果で、既存店売上高が回復基調。前期に買収した成城石井も好調に推移した。このため同期の連結営業利益は前年同期比3.8%増の620億5800万円と会社計画を約10億円上回った。16年2月通期の連結営業利益は前期比0.7%増の710億円の見通しだが、この予想は「保守的」な内容として720億円への増額修正を予想している。今期で13期連続営業増益となるが、17年2月期も同利益は760億円への増益を予想している。
■松屋 <8237> 961円 -125 円 (-11.5%) 本日終値 東証1部 下落率8位
14日、松屋 <8237> が16年2月期の連結最終利益を従来予想の17億円→10億円に41.2%下方修正。従来の30.4%増益予想から一転して23.3%減益見通しとなったことが売り材料視された。14年12月に開業した結婚式場「リュド・ヴィンテージ目白」の販管費が想定を上回るうえ、同式場の収益性の低下に伴う減損損失4.1億円を計上することが最終利益を押し下げる。同時に、銀座店開店90周年記念配当1円を実施する形で、今期の年間配当を従来計画の5円→6円(前期は5円)に増額修正したが買い材料視されなかった。
■クリレスHD <3387> 2,968円 -212 円 (-6.7%) 本日終値
クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は反落。同社は14日の取引終了後、16年2月期第3四半期累計(2015年3月~11月)の連結決算を発表。売上高は697億7900万円(前年同期比38.1%増)、営業利益は46億4700万円(同45.5%増)、純利益は23億6300万円(同94.9%増)と大幅な増収増益となったが、一時前日比90円高の3270円まで買われた後は、目先的な売りなどに押されている。好立地への積極的な新規出店を実施、メニューの開発・刷新などの取り組みなども寄与している。通期業績は売上高1020億円(前期比47.2%増)、営業利益66億円(同58.5%増)、最終利益40億円(同38.4%減)と従来見通しを据え置いた。期末配当については従来予想の16円50銭から18円450銭(前年同期11円34銭)に引き上げ、第2四半期末の16円50銭(1対3の分割前の前年同期実績34円)と合わせて年間配当は35円になる。
■川崎重工業 <7012> 371円 -26 円 (-6.6%) 本日終値
川崎重工業<7012>が続落。同社は14日、2015年4~12月期にブラジルの造船事業に関連した損失を221億円計上することを発表、金額規模が大きいだけにこれをネガティブ視する売りが集まった。国営石油会社ペトロブラスの海洋掘削船の船体部工事で代金支払いが遅延していることに伴うもの。会社側では今年度の業績見通しについて、今回の損失に伴い従来見通しを下方修正する見込みであるとしているが、詳細については現在精査中のため、28日に予定している第3四半期の決算発表で公表する予定としている。
■サンケン電気 <6707> 360円 -20 円 (-5.3%) 本日終値
サンケン電気<6707>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は14日、同社株の目標株価を540円から470円に引き下げた。投資判断は「ホールド」を継続している。同証券では、16年3月期の連結営業利益83億円から80億円(前期比28.6%減)に下方修正した。OA・産業機器、民生向けデバイスなどの需要減速が想定以上のため業績予想を減額している。今第3四半期(10~12月)の営業利益は前期比20%減の16億円、9カ月累計では45.4億円を想定している。
■サイゼリヤ <7581> 2,381円 -125 円 (-5.0%) 本日終値
サイゼリヤ<7581>が大幅続落。大和証券は、同社の16年8月期第1四半期営業利益について、既存店の好調と固定費低減により国内は大和想定を上振れしたものの、中国での人件費上昇が想定以上でアジアは大和想定を下回ったと指摘。中国では社会保険制度への対応などにより例年以上のペースで人件費が上昇している模様とみるも、想定を下回った海外の既存店売上高は、国内既存店の好調で相殺可能と解説。レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は3700円から3600円へ引き下げられた。
■Gunosy <6047> 686円 +100 円 (+17.1%) ストップ高 本日終値
14日、Gunosy <6047> [東証M]がKDDI <9433> とスマートフォン向けメディア事業で業務提携すると発表したことが買い材料。両社はそれぞれの顧客基盤や事業ノウハウなどを融合し、国内最大の情報配信プラットフォーム実現を目指す。今夏には新たなメディアサービスを開始するとしている。発表を受けて、KDDIとの業務提携による収益基盤の拡大に期待する買いが向かった。
●ストップ高銘柄
ミズホメディー <4595> 2,102円 +400 円 (+23.5%) ストップ高 本日終値
Gunosy <6047> 686円 +100 円 (+17.1%) ストップ高 本日終値
アイ・ピー・エス <4335> 556円 +80 円 (+16.8%) ストップ高 本日終値
S&PGSCI商品指数 <1327> 3,330円 0 円 (0.0%) ストップ高 本日終値
以上、4銘柄
●ストップ安銘柄
FVC <8462> 2,450円 -700 円 (-22.2%) ストップ安 本日終値
メタップス <6172> 1,898円 -500 円 (-20.9%) ストップ安 本日終値
さくらインターネット <3778> 1,555円 -400 円 (-20.5%) ストップ安 本日終値
ドーン <2303> 2,855円 -700 円 (-19.7%) ストップ安 本日終値
ADプラズマ <6668> 445円 -100 円 (-18.4%) ストップ安 本日終値
など、7銘柄
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