【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):不二製油G、大塚商会、ドウシシャ、WSCOPE
■不二製油グループ本社 <2607> 1,951円 +47 円 (+2.5%) 本日終値
不二製油グループ本社<2607>が3日続伸。きょうは、野村証券が目標株価を引き上げたことが確認されている。同証券は業績予想を修正、目標株価を2200円から2500円へ引き上げている。買収した業務用チョコレートブラジル最大手のHarald(ハラルド)社に対する不透明さがあるものの、17年3月期も高い利益成長率が見込まれることや海外での成長ポテンシャル等を考慮すれば、足元の株価には割安感があるとみて、レーティングは「バイ」を継続している。
■大塚商会 <4768> 5,960円 +130 円 (+2.2%) 本日終値
大塚商会<4768>が7日ぶりに反発。マイナンバー関連の有力株としての位置付けで新年相場に先回りした買いが観測されている。マイナンバー制度は国民一人ひとりに12ケタの番号を割り振り、年金、医療、納税などの行政手続きを一つの共通番号で効率的に管理するシステムで、来年1月からいよいよスタートする。セキュリティー面の問題など依然不安要素も指摘されるが、国民の側からは社会保障などに関する手続きが簡素化されるメリットがあり、行政サイドでは事務コストの大幅削減に加え、税の管理や不正受給の問題などを防ぐことも可能となり、関連するシステム投資需要などで、2.5~3兆円規模の多大な経済効果が見込まれている。そのなか同社は法人番号対応でマイナンバーに絡む保管システムの需要を取り込むことが期待され、情報流出などの対策ニーズを背景に安全サービスのビジネスチャンスが膨らむとの見方が強い。
■ドウシシャ <7483> 2,444円 +44 円 (+1.8%) 本日終値
ドウシシャ<7483>が反発。岩井コスモ証券が28日付で投資判断「B+」を継続し、目標株価を2200円から2600円へ引き上げたことが好材料視されている。同証券では、インバウンドの取り込みや高機能商品の企画を強みとしたユニークなビジネススタイルを評価。また、9月中間期は会社計画に対して売上高で約13億円、営業利益が約2億円上回ったが、会社側は通期計画を据え置いており、収益の積み上げが期待できるとしている。
■ダブル・スコープ <6619> 4,360円 +75 円 (+1.8%) 本日終値
28日、東証がWSCOPE <6619> を29日売買分から貸借銘柄に選定すると発表したことが買い材料視された。日証金も29日約定分から貸借銘柄に追加すると発表しており、流動性の向上による売買活発化を期待する買いが向かった。
■三益半導体工業 <8155> 1,148円 +19 円 (+1.7%) 本日終値
三益半導体工業<8155>が続伸。売り優勢で始まったものの、売り一巡後は戻す格好。いちよし経済研究所では、半導体事業部ではプライムウェハー、再生ウェハー共に生産は引き続き高水準となっている模様としており、自社製の製造装置も利益貢献していると見られる点はポジティブと指摘。商社機能以外の自社製品比率が高まったことにより、利益インパクトが高まっていると推測して、レーティング「A」とフェアバリュー1900円を継続している。
■EIZO <6737> 2,899円 +46 円 (+1.6%) 本日終値
EIZO<6737>が続伸。国内大手証券では、アミューズメント用モニターの市場縮小が続く一方で、医療・産業用など特定市場向けは順調に売上を伸ばしていると指摘。第5次中期計画で表明した、映像技術をベースとする「Visual Technology Company」への展開が、中期的な業績拡大の鍵になるとの見方で、16年3月期営業利益予想を47億円から49億円(会社計画は49億円)に引き上げ。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を2800円から2950円に引き上げている。
■マクドナルド <2702> 2,631円 +41 円 (+1.6%) 本日終値
日本マクドナルドホールディングス<2702>が反発。米マクドナルドが保有する同社株式の売却思惑が広がるなか、株価は連日大きくマドを開けて売られる展開を余儀なくされたが、2000円台半ばは強弱感が対立している。前週末が配当(および優待)権利取り最終日だったことで、それに伴う駆け込み買いの反動から前日は下げたものの、下値ではしぶとく買い注文が入っている。来年1月5日から税込200円の新バーガー「チキンチーズバーガー」を発売する予定。また、同日から「クリームシチューパイ」も3月中旬までの期間限定で売り出す方針で新企画商品の投入で客足を引き戻す構えにあることも株価を刺激している。悪材料に対しては打たれ強くなっており、信用取組は直近18日申し込み現在、売り残が買い残の6.4倍の水準に膨らんでいることから(信用倍率は0.16倍)、需給面では買い戻しを誘発しやすくなっている。
■小野薬品工業 <4528> 21,700円 +335 円 (+1.6%) 本日終値
小野薬品工業<4528>や武田薬品工業<4502>など医薬品株が高い。年末年始の休暇を前に「成長性が高く値動きの良い医薬品の主力株に買い資金が向かっている」(市場関係者)という。小野薬の場合、抗がん剤「オプジーボ」が評価されている。一部、薬品アナリストは、同薬の国内売り上げは16年3月期の125億円が20年3月期は1800億円前後になると試算。オプジーボの寄与で小野薬の業績は15年3月期の連結営業利益148億円が18年3月期に990億円に急拡大するとも予想している。
■富士重工業 <7270> 5,038円 +77 円 (+1.6%) 本日終値
富士重工業<7270>が続伸。TIWでは、引き続き商品力主導による業績向上のモメンタムが強く、16年3月期計画は上振れが見込めると指摘。主要北米を中心とした台数増、構成改善により来期以降も増益基調、高収益維持との見方に変化がないとして、指標面も依然割安と評価。16年3月期純利益予想を3788億円から4200億円に引き上げ、レーティング「1」を継続。目標株価を6300円に設定している。
●ストップ高銘柄
アークン <3927> 9,700円 +1,500 円 (+18.3%) ストップ高 本日終値
ジェイホールディングス <2721> 538円 +80 円 (+17.5%) ストップ高 本日終値
ASJ <2351> 552円 +80 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
不二製油グループ本社<2607>が3日続伸。きょうは、野村証券が目標株価を引き上げたことが確認されている。同証券は業績予想を修正、目標株価を2200円から2500円へ引き上げている。買収した業務用チョコレートブラジル最大手のHarald(ハラルド)社に対する不透明さがあるものの、17年3月期も高い利益成長率が見込まれることや海外での成長ポテンシャル等を考慮すれば、足元の株価には割安感があるとみて、レーティングは「バイ」を継続している。
■大塚商会 <4768> 5,960円 +130 円 (+2.2%) 本日終値
大塚商会<4768>が7日ぶりに反発。マイナンバー関連の有力株としての位置付けで新年相場に先回りした買いが観測されている。マイナンバー制度は国民一人ひとりに12ケタの番号を割り振り、年金、医療、納税などの行政手続きを一つの共通番号で効率的に管理するシステムで、来年1月からいよいよスタートする。セキュリティー面の問題など依然不安要素も指摘されるが、国民の側からは社会保障などに関する手続きが簡素化されるメリットがあり、行政サイドでは事務コストの大幅削減に加え、税の管理や不正受給の問題などを防ぐことも可能となり、関連するシステム投資需要などで、2.5~3兆円規模の多大な経済効果が見込まれている。そのなか同社は法人番号対応でマイナンバーに絡む保管システムの需要を取り込むことが期待され、情報流出などの対策ニーズを背景に安全サービスのビジネスチャンスが膨らむとの見方が強い。
■ドウシシャ <7483> 2,444円 +44 円 (+1.8%) 本日終値
ドウシシャ<7483>が反発。岩井コスモ証券が28日付で投資判断「B+」を継続し、目標株価を2200円から2600円へ引き上げたことが好材料視されている。同証券では、インバウンドの取り込みや高機能商品の企画を強みとしたユニークなビジネススタイルを評価。また、9月中間期は会社計画に対して売上高で約13億円、営業利益が約2億円上回ったが、会社側は通期計画を据え置いており、収益の積み上げが期待できるとしている。
■ダブル・スコープ <6619> 4,360円 +75 円 (+1.8%) 本日終値
28日、東証がWSCOPE <6619> を29日売買分から貸借銘柄に選定すると発表したことが買い材料視された。日証金も29日約定分から貸借銘柄に追加すると発表しており、流動性の向上による売買活発化を期待する買いが向かった。
■三益半導体工業 <8155> 1,148円 +19 円 (+1.7%) 本日終値
三益半導体工業<8155>が続伸。売り優勢で始まったものの、売り一巡後は戻す格好。いちよし経済研究所では、半導体事業部ではプライムウェハー、再生ウェハー共に生産は引き続き高水準となっている模様としており、自社製の製造装置も利益貢献していると見られる点はポジティブと指摘。商社機能以外の自社製品比率が高まったことにより、利益インパクトが高まっていると推測して、レーティング「A」とフェアバリュー1900円を継続している。
■EIZO <6737> 2,899円 +46 円 (+1.6%) 本日終値
EIZO<6737>が続伸。国内大手証券では、アミューズメント用モニターの市場縮小が続く一方で、医療・産業用など特定市場向けは順調に売上を伸ばしていると指摘。第5次中期計画で表明した、映像技術をベースとする「Visual Technology Company」への展開が、中期的な業績拡大の鍵になるとの見方で、16年3月期営業利益予想を47億円から49億円(会社計画は49億円)に引き上げ。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を2800円から2950円に引き上げている。
■マクドナルド <2702> 2,631円 +41 円 (+1.6%) 本日終値
日本マクドナルドホールディングス<2702>が反発。米マクドナルドが保有する同社株式の売却思惑が広がるなか、株価は連日大きくマドを開けて売られる展開を余儀なくされたが、2000円台半ばは強弱感が対立している。前週末が配当(および優待)権利取り最終日だったことで、それに伴う駆け込み買いの反動から前日は下げたものの、下値ではしぶとく買い注文が入っている。来年1月5日から税込200円の新バーガー「チキンチーズバーガー」を発売する予定。また、同日から「クリームシチューパイ」も3月中旬までの期間限定で売り出す方針で新企画商品の投入で客足を引き戻す構えにあることも株価を刺激している。悪材料に対しては打たれ強くなっており、信用取組は直近18日申し込み現在、売り残が買い残の6.4倍の水準に膨らんでいることから(信用倍率は0.16倍)、需給面では買い戻しを誘発しやすくなっている。
■小野薬品工業 <4528> 21,700円 +335 円 (+1.6%) 本日終値
小野薬品工業<4528>や武田薬品工業<4502>など医薬品株が高い。年末年始の休暇を前に「成長性が高く値動きの良い医薬品の主力株に買い資金が向かっている」(市場関係者)という。小野薬の場合、抗がん剤「オプジーボ」が評価されている。一部、薬品アナリストは、同薬の国内売り上げは16年3月期の125億円が20年3月期は1800億円前後になると試算。オプジーボの寄与で小野薬の業績は15年3月期の連結営業利益148億円が18年3月期に990億円に急拡大するとも予想している。
■富士重工業 <7270> 5,038円 +77 円 (+1.6%) 本日終値
富士重工業<7270>が続伸。TIWでは、引き続き商品力主導による業績向上のモメンタムが強く、16年3月期計画は上振れが見込めると指摘。主要北米を中心とした台数増、構成改善により来期以降も増益基調、高収益維持との見方に変化がないとして、指標面も依然割安と評価。16年3月期純利益予想を3788億円から4200億円に引き上げ、レーティング「1」を継続。目標株価を6300円に設定している。
●ストップ高銘柄
アークン <3927> 9,700円 +1,500 円 (+18.3%) ストップ高 本日終値
ジェイホールディングス <2721> 538円 +80 円 (+17.5%) ストップ高 本日終値
ASJ <2351> 552円 +80 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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