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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~短期需給で19000円での強弱感


22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:短期需給で19000円での強弱感
■外資系証券の注文動向:差し引き140万株の買い越し
■前場の注目材料:プロパティエージェント<3464>、ソネット・メディア・ネットワークス<6185>が上場


■短期需給で19000円での強弱感

22日の東京市場は買い先行の相場展開となり、日経平均は19000円の攻防になろう。21日の米国市場では、値ごろ感からの買いが先行し、NYダウは123ドル高と3営業日ぶりに反発。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の18850円だった。原油先物相場の不安定な値動きが重石となるが、米国市場の反発の流れが安心感につながりそうである。

ただし、市場参加者が限られているため、先物市場での思惑的な商いに振らされやすい面はある。日経平均が19000円処を捉えてくるようだと買い戻しを誘う流れとなろうが、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、売り仕掛け的な商いに注意しておきたいところ。また、祝日を挟むことから短期売買が中心になるため、その分売買集中で大きく振れやすい面もあろう。

基本的にはこう着感の強い相場展開になり、先物市場を睨みながらの展開。個人主体の売買になるため、中小型株やテーマ株などへも資金が集中しやすい。その他、プロパティエージェントが東証ジャスダックに、ソネット・メディア・ネットワークスが東証マザーズに上場する。IPOラッシュとなる中、日替わり的な売買にもなりやすいだろう。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き140万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1330万株、買い1470万株、差し引き140万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

12月15日(火):290万株の買い越し
12月16日(水):30万株の売り越し
12月17日(木):30万株の売り越し
12月18日(金):100万株の売り越し
12月21日(月):700万株の売り越し


■前場の注目材料

・NY原油先物(34.74、+0.01)、NYダウ反発(17251.62、+123.07)
・米マクドナルド、日本マクドナルドHD<2702>株の売却打診
・プロパティエージェント<3464>が東証ジャスダック上場
・ソネット・メディア・ネットワークス<6185>が東証マザーズ上場


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・特になし

《SY》

 提供:フィスコ

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