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【通貨】来週の為替相場見通し=クリスマス休暇入りで荒い値動きも

 来週の東京外国為替市場は、海外投資家がクリスマス休暇に入り市場参加者は減りそうだ。市場が薄商いとなるなか、値は飛びやすい展開も予想される。予想レンジは1ドル=120円30~122円80銭。一段の円高が進むかが焦点となりそうだ。

 この週は16日に米連邦公開市場委員会(FOMC)で9年半ぶりとなる利上げが発表された。これを受け、日米株式市場が上昇したことも好感され17日には122円台後半に値を上げた。ただ、18日の日銀金融政策決定会合で量的緩和の補完措置が発表されると乱高下となり一時、123円50銭台に急伸したが、その後、121円台前半へとドル安・円高が進行した。

 来週は海外投資家がクリスマス休暇に入り、市場参加者は限られそうだ。このなか、投機的な売買が強まれば為替相場は上下に大きく値が振れる展開となることもあり得る。来週の予定では、22日に米7~9月期GDP確報値と米11月中古住宅販売件数、23日に米11月新築住宅販売件数が公表される。国内では25日に11月消費者物価指数や失業率などが発表となる。



出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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