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2015年12月18日15時37分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):メルコ、クミアイ化、日機装、小野薬

■メルコホールディングス <6676>  2,251円  +242 円 (+12.1%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 メルコホールディングス<6676>が急騰。17日引け後、発行済株式総数の13.51%にあたる300万株、63億円を上限に自社株買いを実施すると発表した。取得期間はきょうから16年12月16日まで。株式需給の改善を期待した買いを集めているようだ。発行済み株式に占める割合が13%超と非常に大きいことも買い材料。同時に、前日終値2009円で170万株を、きょう寄り付き前の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT‐3)で買付けの委託を行うとも発表していた。

■クミアイ化学工業 <4996>  1,124円  +102 円 (+10.0%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 17日、クミアイ化 <4996> が決算を発表。15年10月期の連結営業利益は前の期比41.6%増の37.2億円に拡大して着地。続く16年10月期も前期比20.9%増の45億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期は国内向け水稲用除草剤の販売が拡大するほか、米・豪を中心とした畑作用除草剤の好調継続などで、21.6%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を7円→8円(前の期は7円)に増額し、今期も8円を継続する方針としたことも支援材料。同時に、中期経営計画を発表。18年10月期に営業利益50億円(15年10月期実績は37億円)、ROE10%以上(同13.1%)を目指す方針を示した。株価は年初来高値を6ヵ月半ぶりに更新した。

■日機装 <6376>  986円  +62 円 (+6.7%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 日機装<6376>が急伸。同社は18日、台湾の化学大手、台塑石化股有限公司(台湾プラスチック)と戦略的業務提携を行い、台湾に深紫外線発光ダイオード(LED)の合弁会社を開設すると発表しており、これを材料視する買いが優勢となった。深紫外線LEDの波長は青色LEDよりも短く、照らすだけで水や空気を殺菌でき、医療用途や計測器向け光源など応用範囲が広い。日機装の出資比率は51%で、20年度に300億円の売上高を目指す方針を示しており、業容拡大期待が高まった。

■大日本塗料 <4611>  231円  +9 円 (+4.1%)  本日終値
 大日本塗料<4611>は再動意、12月に入り全体相場に引きずられて調整局面にあったが、14日に下ヒゲで200円トビ台をつけて底値確認、徐々に上値指向に変わってきた。山岳トンネルとして日本最長の「南アルプストンネル」を皮切りにトンネル掘削工事がスタートするが、有力関連銘柄として銭高組<1811>などが買いを集める一方、同社も関連穴株としてマークする動きが出ているようだ。同社が手掛ける完全水系はく落防止工法「VFRM‐トンネル内装システム」が商機につながるとの見方が浮上している。

■スターツ <8850>  2,361円  +90 円 (+4.0%)  本日終値
 スターツコーポレーション<8850>が大幅高。同社は17日、カンボジアの首都プノンペンで、グループ初の海外自社施工ホテルプロジェクトをスタートしたと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。このプロジェクトは、地上19階建て、客室240室を備える「(仮称)スターツプノンペンホテル」。企画から運営までグループ会社が合同で取り組む海外プロジェクトで、2018年春の開業を予定している。

■UBIC <2158>  874円  +27 円 (+3.2%)  本日終値
 UBIC<2158>は大幅3日続伸。17日の取引終了後、独自のアルゴリズムLandscaping(ランドスケイピイング)を用いた人工知能(AI)「KIBIT(キビット)」を活用して、三菱東京UFJ銀行の法人向け銀行業務の一部の分野を支援すると発表しており、今後の事業展開の広がりを期待した買いが入っている。「KIBIT」は、専門家が自己の経験にもとづいて、重要と感じ取る“暗黙知”や“感覚”を学習し、対象となるテキストデータを関連性の高い順に点数付けして表わすことができるというもの。人間の手で1件ごとにデータを検索するより早く、高い精度で欲しい情報を抽出できる高度な情報解析技術を実現しているのが特徴となっている。今回の導入では、三菱東京UFJ銀行の法人向け業務の一部の分野で蓄積されたさまざまなテキストデータの解析を行う。業務の効率化を図るだけでなく、顧客の課題解決や提案つながるような金融サービス向上に繋がるとして、試験的な導入に至ったとしている。

■ペプチドリーム <4587>  3,245円  +80 円 (+2.5%)  本日終値
 ペプチドリーム<4587>が後場一段高。同社はきょう、スイス・ノバルティス社との創薬共同研究開発契約を延長すると発表。これにより新たな共同研究開発費を獲得することになったとしており、業績への寄与などが期待されているようだ。共同研究は2010年に始まり、12年および14年に延長した契約をさらに延ばすかたち。独自の創薬開発プラットフォームシステム「PDPS」を用いて、ノバルティス社のターゲットタンパク質に対する特殊ペプチドの創薬を継続することになる。

■タカラトミー <7867>  749円  +12 円 (+1.6%)  本日終値
 タカラトミー<7867>が続伸。映画「スター・ウォーズ」(SW)シリーズの最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」がこの日から公開すること受けて、関連商戦の活発化が期待されており、ライトセーバー関連商品やフィギュアなどを手掛ける同社にも恩恵は大きいとの見方が強まっている。SW関連商品は今年のクリスマス商戦の目玉ともいわれているだけに、業績への貢献も期待できそうだ。

■小野薬品工業 <4528>  21,525円  +325 円 (+1.5%)  本日終値
 17日、小野薬 <4528> が、がん免疫治療薬「オプシーボ」について、切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんに対する効能・効果に係る製造販売承認事項の一部変更承認を取得したと発表したことが買い材料。「オプジーボ」は化学療法の治療歴を持つ進行期非小細胞肺がん患者について、全生存期間の延長を世界で初めて示した免疫チェックポイント阻害剤。国内外での臨床試験で有用性が確認されたことで、非小細胞肺がんへの適用に関する承認を取得した。発表を受けて、肺がんの約85%を占める非小細胞肺がんへの適用による収益貢献に期待する買いが向かった。

株探ニュース

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