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【市況】明日の株式相場見通し=外国人買い優勢で続伸、利益確定の売りこなす

 あす(25日)の東京株式市場は、短期的な過熱感は残るものの、外国人投資家からとみられる買いが継続することが予想され、売り物薄のなか続伸することになりそうだ。日経平均株価は2万円の大台に乗せる可能性もある。
 市場関係者からは「きょうは手掛かり材料不足のなかで、前場は利益確定の売りが優勢でマイナス圏での推移となった。ところが、調整が小幅にとどまっているのを見て、買い気の強さが改めて認識されて、日経平均株価はプラス圏に浮上した」との見方が出ていた。
 24日の東京株式市場は、前日の米国株安や、円高・ドル安進行を映して売り優勢のスタートとなったものの、後場は次第に買いが優勢となり、日経平均株価終値は前週末比45円08銭高の1万9924円89銭と5日続伸した。終値での1万9900円台は8月20日(2万33円)以来3カ月ぶりの高値水準となった。
 日程面では、政府が環太平洋経済連携協定(TPP)対策とりまとめ、11月の月例経済報告、日銀金融政策決定会合議事要旨(10月30日開催分)、9月の景気動向指数改定値、10月の企業向けサービス価格指数、10月の外食売上高、気象庁3カ月予報に注目。海外では、米10月の個人消費支出、米10月の新築住宅販売が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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