【経済】日銀による追加緩和、あるとすれば2016年以降か
日本銀行の原田審議委員は11日に開かれた記者会見で、中国を中心とする新興諸国の経済減速や米国利上げが思わぬショックをもたらす可能性があると指摘した。しかしながら、原田審議委員は「現行の量的・質的金融緩和策は成功しており、現行の金融政策を継続することで、いずれ物価も上がってくる」との見方を示した。
日本銀行の審議委員の中ではハト派(金融緩和策を積極的に推進すべきと主張している)に属する原田氏が、現行の金融緩和策は成功しているとの見方を示していることから、市場関係者の間では、日本銀行が年内に追加緩和を行う可能性は低いとの見方が浮上している。
《MK》
提供:フィスコ