【注目】★本日の【イチオシ決算】 日立マクセル、安川電、ヤマト (10月20日)
1)本日(10月20日)引け後に発表された決算・業績修正
● イチオシ決算
【日立マクセル <6810> 】 ★上期経常を一転55%増益に上方修正
◆16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の19.5億円→37億円に89.7%上方修正。従来の18.3%減益予想から一転して55.1%増益見通しとなった。車載向けマイクロ電池や光学部品の販売が伸び、売上が計画を上回ったことが寄与。利益率の高いエステ家電の好調に加え、円安による為替差益の発生も上振れに貢献した。
● サプライズな決算発表・業績修正
ヤマト <1967> ★今期経常を一転7%増益に上方修正
◆16年3月期の連結経常利益を従来予想の13.5億円→19億円に40.7%上方修正。従来の23.9%減益予想から一転して7.0%増益見通しとなった。建設業界の受注環境の好転で、産業用空調設備などの受注が堅調に推移する中、生産システムの合理化効果による工事採算の改善が利益を押し上げる。
予想PERが13.9倍→9.7倍に低下し、割安感が強まった。
安川電 <6506> ★上期経常は21%増益で上振れ着地
◆16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比21.5%増の189億円に伸び、従来予想の160億円を上回って着地。米国を中心に産業用ロボットの販売が好調だったほか、サーボモーターも工作機械や半導体向けに伸びたことが寄与。円安による採算改善も増益に大きく貢献した。
京福電 <9049> [東証2] ★上期経常を6期ぶり最高益に79%上方修正
◆16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3.9億円→7億円に79.5%上方修正。増益率が10.8%増→98.9%増に拡大し、6期ぶりに上期最高益を更新する見通しとなった。インバウンド需要の増加や北陸新幹線の延伸効果などで主力の運輸業が堅調に推移する中、原油価格の下落で燃料費が減少したことが利益を大きく押し上げた。
2)10月21日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算
■引け後発表(予定)
◆第2四半期決算:
<4684> オービック
<4733> OBC
<5204> 石塚硝
<6594> 日電産 ★
<7931> 未来工業 [名2]
<7949> 小松ウオール
合計6社
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