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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):良品計画、JR東海、クボタ

良品計画 <日足> 「株探」多機能チャートより
■良品計画 <7453>  2,475円  +68.5 円 (+2.9%)  本日終値
 良品計画<7453>が3日ぶりに反発。2日の取引終了後に発表した3月度の国内売上高情報で、直営既存店とオンラインストアを合わせた売上高は前年同月比16.1%増と2ケタ増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。会員向けセール「無印良品週間」(3月15~25日)の開催日数は前年と同等ながらも、新商品の効果や事前に在庫を積み上げたことで、生活雑貨や食品を中心に前年実績を上回った。また、前年より土日祝日が2日多かったことで4ポイントの押し上げ影響もあったとみている。なお、直営全店とオンラインストアを合わせた売上高は同25.3%増だった。

■JR東海 <9022>  3,722円  +89 円 (+2.5%)  本日終値
 JR東海<9022>が逆行高。2日の取引終了後、静岡県の川勝平太知事が6月の定例県議会をもって辞職する意向を示したと伝わった。入庁式で職業差別と受け止められる発言をし、批判を受けていた。リニア中央新幹線の静岡工区での着工に反対をしていた川勝知事の辞職により、リニア計画が進展するとの思惑が広がり、JR東海に買いが入ったようだ。リニア中央新幹線の車両を手掛ける日本車輌製造<7102>も上昇している。

■クボタ <6326>  2,418.5円  +57 円 (+2.4%)  本日終値
 クボタ<6326>が反発。SMBC日興証券が2日付で、投資評価を「2」から「1」とし、目標株価を2200円から3000円へ引き上げたことが好感されたようだ。同証券では、短期ではアジアの需要減少や北米トラクター競争激化が懸念されることから、営業減益で株価は弱含む可能性があると指摘しているものの、バリュエーションは最低水準であり、25年12月期以降は再度業績成長が可能とみていること、4月以降エルニーニョ現象解消の確度が高まっていること、北米建機やインドで成長ストーリーを持っていること、などを踏まえ投資評価を引き上げたとしている。

■あいちFG <7389>  2,595円  +49 円 (+1.9%)  本日終値
 あいちフィナンシャルグループ<7389>が3日ぶりに反発。午後2時ごろ、集計中の24年3月期の連結業績について、最終利益が従来予想の56億円から75億円(前の期比90.8%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。連結子会社である愛知銀行及び中京銀行において、本業利益である貸出金利息及び役務利益や、有価証券利息配当金が計画を上回ったことに加えて、与信関係費用が想定を下回ったことが要因としている。

■大豊建設 <1822>  3,445円  +55 円 (+1.6%)  本日終値
 大豊建設<1822>は地合い悪のなか底堅さ発揮。3400円台に位置する25日移動平均線近辺での攻防となっている。シールド工法など大型土木工事に強みを持つ中堅ゼネコンで、現在は医療や建設コンサルなどを手掛ける麻生(福岡県飯塚市)が49%の株式を保有する筆頭株主として傘下に置いている。2日付で旧村上ファンド系の南青山不動産が財務省に提出した変更報告書によれば、南青山不動産と共同保有者の大豊建株式保有比率が12.65%から13.66%に増加したことが判明、物言う株主の買い増しの動きが株価を刺激している。

■カプコン <9697>  2,760円  +30.5 円 (+1.1%)  本日終値
 カプコン<9697>が反発。2日の取引終了後、シリーズ最新作となる「ドラゴンズドグマ2」の販売本数が、全世界で250万本を突破したと発表しており、好材料視された。「ドラゴンズドグマ」シリーズは、剣や魔法が登場する王道ファンタジーの世界で自由な冒険が楽しめる、オープンワールドアクションゲーム。12年に第1作を発売して以降、自ら行動する従者「ポーン」たちとともに冒険するゲーム体験がグローバルで好評を博し、シリーズ累計でも販売本数1000万本を突破したという。

■川崎汽船 <9107>  1,974.5円  +20.5 円 (+1.1%)  本日終値
 川崎汽船<9107>が反発したほか、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など大手をはじめ海運株が総じて上昇。ここ海運セクターはコンテナ船市況の先行き不透明感やバルチック海運指数の下落基調を背景に株価低迷が続いていたが、きょうはハイテク株全般が売られるなか、値ごろ感からの押し目買いなど資金還流の動きが観測される。海運市況に影響の大きい中国経済の減速などが警戒されていたが、直近発表された中国の景況感指数が改善色の強い内容であったことから、中国景気に対する懸念が後退しており、海運セクターに追い風となっている。主要コンテナ航路の値動きも、日中航路において今年に入り輸出が約2年ぶりに前年同月比増加に転じるなど風向きが変わっている。PBRやPERなど割安な銘柄も多く、足もとでバリュー株シフトの受け皿となっている面もある。

■ジェイテクト <6473>  1,368円  +13.5 円 (+1.0%)  本日終値
 ジェイテクト<6473>は3日ぶりに反発。午前11時ごろ、欧州構造改革の一環として、フランス国内におけるポンプ製造事業をACIグループ(リヨン市)に売却したと発表しており、好材料視された。同社では、欧州事業における赤字体質脱却のため、拠点の統廃合や事業の選択と集中などの構造改革を継続しており、今回のフランスにおけるポンプ製造事業の売却もその一環。ジェイテクトグループの欧州事業における事業ポートフォリオの適正化とACIの事業ニーズが合致したため合意に至ったとしており、欧州事業の採算改善につながるとの期待感から買われたようだ。

■ギフトホールディングス <9279>  3,535円  +10 円 (+0.3%)  本日終値
 ギフトホールディングス<9279>が3日ぶりに反発。岩井コスモ証券は2日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を2950円から4100円に引き上げた。同社は横浜家系ラーメン「町田商店」などを展開している。第1四半期(23年11月~24年1月)の連結営業利益は前年同期比70.3%増の9億800万円と好調な滑り出しとなった。国内直営既存店での価格改定効果や客数増などが寄与した。24年10月期予想の連結営業利益27億円(前期比14.8%増)に対する進捗率は約34%となっており、同証券では33億円への増額修正を予想している。

■サカイ引越センター <9039>  2,505円  +6 円 (+0.2%)  本日終値
 サカイ引越センター<9039>がしっかり。3日午前11時に発表した3月度の売上高(速報)は、前年同月比15.2%増の177億9500万円となった。増収基調を継続したほか、引っ越し業者にとって書き入れ時となる3月において高い増収率を確保しており、株価の支援材料となったようだ。通期では前年同期比5.9%増の1013億7700万円。第4四半期(1~3月)では同11.7%増の312億1100万円となった。


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