仮想通貨IEOとは?注目される理由や参加方法までわかりやすく解説!

仮想通貨に興味がある人であれば、「仮想通貨の価格が上がる前に安く買えたらな」と思った経験があるのではないでしょうか。
たしかに、価格が上がりそうな仮想通貨を通常よりも安く買えるなら買ってみたいと思いますよね。
実は、仮想通貨には数は少ないですが、「IEO」という注目度が高い銘柄を安く買うチャンスがあります。
ただ、
- IEOの仕組み
- IEOではなぜ安く注目銘柄を買える可能性があるのか
そこで今回は、IEOとはどのようなものか、初心者の方にも分かりやすく解説します!

専門用語はなるべく噛み砕いて、誰でも分かりやすいように解説します!
IEOとは「Initial Exchange Offering」の略で、仮想通貨の発行体が交換業者を介して「トークン」を上場させ、投資家から資金を集める仕組みのことです。
IEOとは?
IEOとは「Initial Exchange Offering」の略で、仮想通貨の発行体が交換業者を介して「トークン」を上場させ、投資家から資金を集める仕組みのことです。

仮想通貨の発行体が資金調達するだけなのに「投資家」にもメリットはあるの?

うん、IEOは簡単にいうと新規銘柄を割安価格で買わせてあげるからみんな応募してね!という仕組みのことなんだ。だから、応募して抽選に当たった投資家は、適正価格より安く買うことができて、売った時に利益を狙いやすいようになっているんだ!

なるほど、だから仮想通貨トレーダーにも人気ってことね。
IEOを実生活において例えてみると、プレ値がつく人気商品の抽選販売にたとえることができます。
新しい製品が発売され、買い求める人々による長い行列ができ、さらに、ニュースで取り上げられ話題になったりして、品切れ続出!なんてことも少なくありませんよね。
IEOも「新しい仮想通貨の予約販売」と言い換えることができます。
仮想通貨の場合は話題になり、上場後でも買い求める人が増加すれば価格も上昇しますから差額で利益を出すことができる可能性もあります。

上場後は、投資家が全員取引できるようになった状況のことを指します!
詳しい理由は後ほどご説明しますが、IEOで販売される仮想通貨は比較的割安な価格で販売されるため取引開始後に大きく値上がりすることが期待できる点も注目です
IEOとICOの違い
IEO | ICO | |
---|---|---|
目的 |
新しい通貨の発行 |
|
参加のしやすさ |
簡単 |
|
安全性 | 高い | 低い |
取引所への上場 | IEO後すぐ | 数ヶ月〜数年単位 |
IEOとICOのの相違点

3文字英語ばかり…難しそう…

この記事で覚えてほしいことは、IEOがどの様なものかなので、ICOについては余裕があれば知識として覚えておくくらいで大丈夫ですよ!
「IEO」と「ICO」どちらも新しい仮想通貨へ投資することができるという点では同じで、かなり似通っています。しかし、大きな違いとして安全性の向上が挙げられます。
安全性での違い
IEOとはユーザー側からだと一足先に仮想通貨を購入できる仕組みになりますが、企業側からだと仮想通貨を用いて資金を調達するための仕組みになります。
企業はどんなに良いアイデアを持っていたとしても、事業の元手がなければ仕入れを行ったり、広告して認知を広めることはできません。
通常の企業であれば株式を発行し投資家に買ってもらうことで事業に必要な元手を集め事業を始めます。
一方、仮想通貨に関わる技術を利用したプロジェクトでは、株式の代わりに独自の暗号資産を発行し、投資家に販売して事業の元手を得る傾向にあります。
しかし、中には悪い人もいるもので、「投資家からお金だけを集めておいて逃げてしまう」という事例もあります。

ICOは誰でもできるが故、詐欺まがいのプロジェクトも出てきてしまいます…
その点を改善し、取引所による審査を追加し安全性を高めたものがIEOです。
- ・プロジェクト運営が取引所に対し申請
- ・取引所がチーム、プロジェクトを審査
- ・IEOの実施を告知
- ・投資家による応募、抽選、販売
- ・取引所への上場
事業の開始にあたり資金が必要な優良なプロジェクトと投資家を結ぶため、IEOでは仮想通貨取引所が責任を持ってプロジェクトを審査、上場させます。
プロジェクトの内容だけでなく一般の投資家が簡単にやり取りすることのできないプロジェクト運営の中心人物の人柄や経歴、プロジェクトにかける想いなど様々な観点からプロジェクトを審査します。

取引所が間に立って審査してくれているなら安心感があるね!
厳しい審査を経て優良なものであると判断した上でIEO、つまり資金調達を開始します。
さらに、現在国内で唯一IEOのサービスを提供しているCoincheckは、関東財務局に登録されてた交換業者であり、東証一部上場のマネックスグループの子会社です。その信頼はさらに厚いと言えるでしょう。

厳しい審査を経て優良なものであると判断した上でIEO、つまり資金調達を開始します。 さらに、現在国内で唯一IEOのサービスを提供しているCoincheckは、関東財務局に登録されてた交換業者であり、東証一部上場のマネックスグループの子会社です。その信頼はさらに厚いと言えるでしょう。
IEOメリットは?なぜ注目されるのか
なんとなく「IEO」が何なのか、については理解できたでしょう。それでは次にIEOに参加することのメリットについて解説していきます。
- ・信頼度が高い
- ・すぐに取引所に上場
- ・大きな利益が出る可能性がある
- ・参加がしやすい
信頼度が高い
先程の説明でもありましたが、IEOはICOと比較して「取引所」の審査を受けているため信頼度が高いと言えます。
きちんと審査を受けているため投資家が投じたお金をそのまま持ち去ってしまうリスクも低く、優良なプロジェクトに投資できるといえます。
すぐに取引所に上場される
IEOの特徴としてすぐに取引所に上場されるという点があります。
仮想通貨では、全ての銘柄を取り扱っている取引所は存在しておらず、取引所によって取扱銘柄はまちまちです。
新たに発行された銘柄などは特に取り扱う取引所が少なく、場合によっては「買えたはいいものの売れない」なんてこともあり得ます。
IEOの特徴として取引所による上場審査があり、IEOでは少なくとも審査を行った取引所が責任を持ってすぐに上場、取引を開始させます。
そのため、取引できずに現金化できないなどのリスクは抑えることができます。
大きな利益が出る可能性がある
IEOではこれまで流通していなかった暗号資産を先行して購入する事ができます。くわえて価格についても取引所が適正な価格であるかチェックしています。
一般に有名なビットコインやイーサリアムなどと比較して、マイナーなコインへの投資はリスクが高いといわれがちです。
確かにリスクが無いというわけではありませんが、審査の際、プロジェクトの内容と通貨の価格が適正な水準であるかについてもチェックしています。そのため、割高な水準で購入してしまう可能性が低く、大きな損失を出してしまうリスクは比較的小さいといえます。
参加がしやすい
利益が出る可能性があっても、参加方法が複雑だったりすると挑戦するのが億劫ですよね。
しかし、IEO参加の基本的な操作は普段の取引をするのと変わりません。さらに、参加する資金的なハードルも低く、数千円から参加できるというお手軽さ。 特に日本でIEOを実施しているCoincheckのサイトはシンプルなデザインでわかりやすいので特におすすめですよ。
IEO銘柄が上がりやすい理由
IEO銘柄が上がりやすい理由としては、以下の2点が挙げられます。
- ・妥当な価格より販売価格が少し割安に設定されている
- ・新しく取引される通貨なので売り注文が少なく価格が上がりやすい
まず、IEOは取引所がプロジェクトの内容や開発進度に応じて妥当な価格を計算した上で少し割安に販売価格を決める傾向があると言われます。したがってリスクが限定的で価格も上昇しやすいというわけです。
さらに、IEOは「取引所に上場してみんなが買えるようになる前の優先販売」のようなものです。
ビットコインやイーサリアムといった誰でも買える通貨と比較して、保有者も少なく売り注文が出づらく需要が供給を大きく上回ることが多いです。
仮想通貨の価格も需要と供給のバランスによって価格が決定されますから、需要が一方的に高ければ、価格が2倍3倍と急激に上昇することも想像できますね。
過去のIEOとチャート一覧
国内初のIEOとして実施されたものに「PLT(パレットトークン)」が挙げられます。
しかし、国内の業者ではまだ1度しか実施されていないため、頻繁にIEOの行われている海外の事例を紹介しましょう。
2022年11月に破綻しましたが、それまでは世界的な大手取引所であったFTXにおけるIEOの結果がこちらです。
FTXにおけるIEOの結果
FTXでは2022年2月までに過去10度のIEOを実施しており、取引開始日の初値はすべてIEOの購入金額を上回り、利益を出すことができたという結果となっています。中には販売価格から最初の取引価格が20倍を超える急上昇を見せた銘柄もあり、魅力的ですね。
このようにIEOは利益が出やすい傾向があることがわかります。
コインチェックのIEOはどうなった?
国内初のIEOとして注目を浴びた「PLT(パレットトークン)」はNFTのプラットフォームに関するプロジェクトの暗号資産でした。
販売価格が4.05円で設定され6円で取引が開始され急上昇、数日後には90円を突破し高値をつけました。
実に販売価格から20倍を超える大暴騰です。
直近ではビットコインなど暗号資産が全体的に下落した煽りを受け最高値の1/3程度まで価格は下落していますが、それでも販売価格の4.05円の7倍超です。
これだけ価格が下がったように見えても購入価格の7倍を維持しており驚異的な結果です。
IEOの参加方法は簡単?コインチェックでIEOに参加する方法
コインチェックIEOに参加するのに必要なものとして
- ・Coincheckの口座
- ・投資資金
詳細は公表されていませんが、2022年夏までに次回のIEO「FiNANCiE」が実施されることが決まっています。こちらは「ブロックチェーンを利用した新世代クラウドファンディング」のプロジェクトで既にアプリ、Webサイトは公開、運用されています。
申込みが殺到し、開設申込から完了まで時間がかかることも予想されます。今のうちにCoincheck口座の開設だけでも済ませておきましょう!
IEOを実施している仮想通貨取引所
金融庁の登録交換業者に認定されている国内の取引事業者の中で、IEOを実施しているのはCoincheckのみとなっています。実績としては先程の「PLT(パレットトークン)」だけですが、今後IEOに注目が集まるにつれサービス開始することも十分考えられます。
参考:仮想通貨取引所おすすめランキング!初心者に人気の7社を評判・口コミで徹底比較!
IEOについて動画で見る
IEOに関するよくある質問(Q&A)
-
Q
IEOの当選・落選はどう決まるのでしょうか
-
A
前回の「PLT(パレットトークン)」の場合購入申し込みされた金額が資金調達予定額を大幅に上回っていたため、申込金額に対しておよそ4%分の暗号資産がで当選、購入処理後に分配が行われたようです。
-
Q
国内でIEOの予定はありますか
-
A
国内での次回IEOの予定としては「FiNANCiE」があります。
こちらはCoincheckにて実施される予定ですので、是非今のうちにCoincheckの口座を解説しておきましょう。
-
Q
IEOは儲かるって本当ですか?
-
A
確かに儲かりやすいことは事実です。しかし、暗号資産への投資は他の金融資産への投資と比較してリスクの高い傾向にありますから慎重に検討しましょう。
-
Q
IEOのデメリットは何ですか?
-
A
買付応募した資金が10日間程度拘束されてしまうことが挙げられます。
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