ファストリが一時下げに転じる、中国で日本株連動ＥＴＦの取引一時停止と伝わる

　ファーストリテイリング<9983>が前場に新高値をつけた後、一時下げに転じた。米ブルームバーグ通信が１７日、日本株に連動する中国本土のＥＴＦ（上場投資信託）に関し、運用会社が警告を発し、取引が一時停止する事態となったと報じた。中国市場において「チャイナＡＭＣ野村日経２２５」の純資産価値に対するプレミアムが急上昇し、日本時間１７日午前１１時半まで同ＥＴＦの取引が停止されることとなったという。同ＥＴＦへの中国の投資家の買いが殺到したことが今回の措置の背景にあるとみられるが、日経平均株価におけるウエートの高いファストリに対しては、同ＥＴＦへの資金流入に伴う買いインパクトが抑制に向かうとの思惑が働き、売りが促されたようだ。日経平均も後場に下げに転じた。

出所：MINKABU PRESS