１５日の株式相場見通し＝底堅い展開か、ＮＹダウ下落もナスダックは小幅高

　１５日の東京株式市場は、底堅い展開か。前日の米国株市場ではＮＹダウは下落したが、ナスダック指数は小幅高だった。ＮＹダウは一時６００ドルを超す下落となったものの、売り一巡後は下げ渋った。決算内容が嫌気されたJPモルガン<JPM>など銀行株が下落したものの、台湾積体電路製造（TSMC）ADR<TSM>の好決算を受け半導体株は上昇した。米国市場は強弱観が対立する内容だったが、為替は１ドル=１３９円台まで円安が進行しており東京市場はハイテク株を中心に堅調な展開も予想される。ただ、３連休を控えていることから後場にかけ様子見姿勢も強まりそうだ。個別銘柄では業績予想を増額修正したファーストリテイリング<9983>などが注目されそうだ。

　１４日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比１４２ドル６２セント安の３万６３０ドル１７セントと５日続落。ナスダック総合株価指数は同３．６０３ポイント高の１万１２５１．１８５と４日ぶりに反発した。

　日程面では、きょうは中国４～６月期国内総生産（ＧＤＰ）が発表される。今晩の米国では６月小売売上高が公表される。

出所：MINKABU PRESS