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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 TKP、ファストリ、クリレスHD (14日大引け後 発表分)

TKP <日足> 「株探」多機能チャートより

 14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 TKP <3479> [東証G]  ★3-5月期(1Q)経常は10.5億円の黒字、対通期計画70%進捗
 ◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は10.5億円の黒字(前年同期は9.7億円の赤字)に浮上して着地。貸会議室事業でこれまで実施が控えられてきた会議・研修やイベント需要を大きく取り込んだほか、フランチャイジーとして運営するアパホテルの稼働率が上昇したことが寄与。コロナ禍以降取り組んできた費用削減も奏功した。
  第1四半期実績だけで、通期計画の15億円に対する進捗率は70.4%に達しており、業績上振れが期待される。

 買取王国 <3181> [東証S]  ★今期経常を一転7%増益に上方修正
 ◆23年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比56.6%増の1億1900万円に拡大して着地。人流回復を背景に、主力のファッション、ホビー、工具が順調に売り上げを伸ばしたほか、活発になった市場に合わせて取り組みを強化したトレーディングカードや貴金属も好調だった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の1億5000万円→2億3400万円に56.0%上方修正。従来の31.5%減益予想から一転して6.8%増益見通しとなった。

 クリレスHD <3387> [東証P]  ★3-5月期(1Q)最終は3.2倍増益で着地
 ◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結最終利益は前年同期比3.2倍の34.2億円に急拡大して着地。まん延防止等重点措置が解除された3月以降、休業店舗の多くが営業を再開し、既存店売上高が回復したことが寄与。新型コロナウイルス感染症に係る雇用調整助成金や時短協力金など19.6億円を計上したことも利益拡大につながった。
  第1四半期実績だけで、通期計画の45億円に対する進捗率は76.0%に達しており、業績上振れが期待される。

 テクノフレ <3449> [東証S]  ★上期最終を66%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額
 ◆22年12月期上期(1-6月)の連結最終利益を従来予想の9.5億円→15.7億円に65.9%上方修正。増益率が29.4%増→2.1倍に拡大し、従来の2期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の継手事業が収益を伸ばしたことに加え、連結子会社アクアリザーブを吸収合併したことに伴う税効果も上振れに大きく貢献した。
  併せて、今期の年間配当を従来計画の41円→44円(前期は41円)に増額修正した。

 アクシージア <4936> [東証G]  ★今期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年7月期の連結経常利益を従来予想の14.2億円→16億円に12.4%上方修正。増益率が3.9%増→16.8%増に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。中国最大級のECセール「618」での好調な販売を背景に、売上高が計画を上回ることが寄与。為替差損益の改善も利益を押し上げる。

 オキサイド <6521> [東証G]  ★3-5月期(1Q)経常は2.7倍増益で着地
 ◆23年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.7倍の3.5億円に急拡大して着地。ウエハー検査装置向け紫外レーザーや光学単結晶を展開する半導体事業の好調が続いたほか、光計測・新領域事業やヘルスケア事業も大きく伸び、23.0%の大幅増収を達成した。
  第1四半期実績だけで、通期計画の6.9億円に対する進捗率は50.8%に達しており、業績上振れが期待される。

 モリト <9837> [東証P]  ★今期経常を14%上方修正・31期ぶり最高益、配当も2円増額
 ◆22年11月期の連結経常利益を従来予想の18.5億円→21億円に13.5%上方修正。増益率が0.9%増→14.5%増に拡大し、31期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。流行に左右されないメディカルウェアや作業服向け付属品が順調に推移するほか、スポーツ関連や医療機器関連などの高付加価値品も伸びる。経費見直しの継続も上振れに貢献する。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の27円→29円(前期は26円)に増額修正した。

 ファストリ <9983> [東証P]  ★今期最終を32%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も60円増額
 ◆22年8月期の連結最終利益を従来予想の1900億円→2500億円に31.6%上方修正。増益率が11.9%増→47.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。第3四半期(3-5月)に欧米や東南アジア、国内の販売が好調で、売上高が計画を上回ることが寄与。急速な円安進行によるプラス効果も利益を大きく押し上げる。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の560円→620円(前期は480円)に増額修正した。

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