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シノケンG Research Memo(5):2019年12月期上期は減収減益となるも、期初計画を大きく上回る進捗に


■業績動向

1. 2019年12月期第2四半期累計業績の概要
シノケングループ<8909>の2019年12月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比13.2%減の50,775百万円、営業利益が同10.5%減の6,092百万円、経常利益が同10.4%減の5,562百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同8.7%減の3,839百万円と減収減益決算となったが、期初会社計画や第1四半期決算発表時に上方修正した計画値に対しても、すべての項目で上回って着地した。

前年同期比での減収減益要因は、アパートメント販売の落ち込みによるものだが、アパートメント販売を除くすべての事業セグメントで増収増益を達成した。また、会社計画比ではゼネコン事業がほぼ計画どおりの増収増益だったのを除いて、すべての事業セグメントで計画を上回り、なかでも不動産サービス事業については契約件数増による増収効果によって大幅に計画を上回った。また、営業利益に占めるアパートメント販売以外の比率について見ると、前年同期の60.7%から81.3%に上昇しており、アパートメント販売依存の収益構造から脱却し、収益基盤の複層化の進展がうかがえる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SF》

 提供:フィスコ

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