貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8275 フォーバル

東証S
1,319円
前日比
+21
+1.62%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.2 2.29 2.12 0.96
時価総額 366億円
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兼松
決算発表予定日

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フォーバル Research Memo(5):2023年3月期は売上高54,000百万円、営業利益2,800百万円予想


■今後の見通し

フォーバル<8275>の2023年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比4.8%増の54,000百万円、営業利益が同4.2%増の2,800百万円、経常利益が同5.1%増の3,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.4%増の1,900百万円と、売上高・各利益ともに堅調に推移する予想である(期初予想どおり)。

フォーバルビジネスグループでは、ハードウェア販売ビジネスからストック型ビジネスへのシフトを一段と加速する戦略を継続する。顧客である中小企業は、在宅ワークやペーパーレス化などさらなるデジタル化が求められている。同社としては、ストック型ビジネスであるアイコンサービス(及びその派生メニュー)の顧客数増加及び平均単価向上に注力したい考えだ。また、中小企業のDX・GXを推進するアドバイザーの育成にも先行投資をする。フォーバルテレコムビジネスグループでは、上半期に新電力サービスが拡大したものの、仕入価格の上昇から利益水準が低下したことで、第3四半期から料金の体系の見直しを行い、通期における影響範囲の最小化を図っている。2022年10月からの実質値上げに伴い解約も懸念されたが、足元抑制できており急速に収益性が改善している。総合環境コンサルティングビジネスグループにおいては、進行期(2023年3月予定)に立ち上がる新サービス(環境関連スコアリングサービス)に注目したい。その他事業では、アイテックなど勢いのある子会社が属しており、2023年3月期も成長と収益への貢献が期待できる。通期の業績予想に対する第3四半期進捗率は売上高で78.0%(前年同期は70.0%)、営業利益で38.5%(前年同期は61.0%)である。同社は例年、第4四半期に売上と利益が偏る傾向にあり、進行期もラストスパートが期待できる。弊社では、全セグメントとも好調の売上に関しては上振れる可能性が高いと考えている。各利益に関しては、新電力サービスの減益要因を、DX関連をはじめとした好調な他事業の好調が補えるかがカギとなる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《SI》

 提供:フィスコ

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