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2016年07月13日07時45分

3Dマトリック Research Memo(5):19/4期に事業収益5,866百万円、営業利益で2,300万円を目指す


■中期経営計画

今回スリー・ディー・マトリックス<7777>は3ヶ年の中期経営計画を策定し、新たな業績目標値を発表した。各事業年度の業績前提については以下のとおり。

(1) 2017年4月期業績予想

2017年4月期の連結業績は、事業収益で前期比286.1%増の547百万円、営業損失で1,807百万円(前期は1,814百万円の損失)を見込んでいる。事業収益の内訳は、止血材の販売で497百万円、韓国でのCEマーキング取得に伴うマイルストーン収益で50百万円を見込んでいる。止血材の販売は欧州で約294百万円、アジア・オセアニアで約172百万円、中南米で約30百万円を計画している。一方、費用面では製品売上高の増加に伴い売上原価が167百万円増加するほか、国内及び米国での止血材の治験開始により研究開発費が210百万円、人件費増を中心に販管費が42百万円それぞれ増加する。この結果、営業損失はほぼ前期並みの水準となる見通しだ。

(2) 2018年4月期業績目標

2018年4月期の業績は、事業収益で2,607?5,907百万円、営業利益で435百万円の損失から2,865百万円の利益とレンジでの業績目標値となっている。止血材の欧州及び中国での販売提携契約の有無によって変わることになる。販売契約一時金は欧州で2,000百万円、中国で600百万円を見込んでいる。また、歯槽骨再建材や血管塞栓材の販売契約一時金を合わせて700百万円を計画しており、これに関してはレンジの中に含めていない。一方、止血材の製品売上高は2,607百万円を目標としている。このうち、欧州で70%となる約1,800百万円、アジア・オセアニアで700百万円、中南米で100百万円程度を見込んでいる。費用面では製品売上の拡大によって売上原価が増加するほか、販管費も同様に増加するが、研究開発費については止血材の治験がピークを超えることから前期比で151百万円減少する計画となっている。なお、日米合わせて止血材の治験費用は2期にまたがっており、合計800百万円程度を見込んでいる。この結果、製品売上高が計画どおり進み、欧州、中国のどちらかで契約締結が成されれば、営業利益も6期ぶりの黒字に転換することになる。

(3) 2019年4月期業績目標

2018年4月期の業績は、事業収益で5,866?8,868百万円、営業利益で2,300?5,242百万円とレンジでの業績目標値となっている。同業績計画では欧州、中国での販売契約が2018年4月期に完了していることを前提としている。仮に欧州、中国での契約が完了していなかった場合は、2019年4月期に上乗せされる格好となる。当期においては止血材の米国での販売契約一時金2,100百万円、日本での製造販売承認取得によるマイルストーン収益で900百万円を見込んでいる。また、止血材の製品販売は5,866百万円となっており、このうち欧州で約65%となる3,800百万円程度を、アジア・オセアニアと日本でそれぞれ900百万円程度、中南米で100?200百万円程度を目標としており、米国市場については承認取得が期末ぎりぎりとなる可能性があることから、計画には織り込んでいない。費用面では売上原価や販管費の増加を見込んでいる。研究開発費については、中国での止血材、国内での血管塞栓材の治験費用が増加する可能性があるが、日米での止血材の治験費用等がなくなることでさらに減少する計画となっている。

なお、止血材の売上原価率に関して見ると、2017年4月期は生産量がまだ少なく固定費負担が重いことから約58%と高水準となるが、今後生産量の拡大に伴い固定費負担も軽減し、また、生産効率の向上も見込めることから、2019年4月期時点では約30%まで低下する計画となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《TN》

 提供:フィスコ

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