貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6701 NEC

東証P
10,945円
前日比
+195
+1.81%
PTS
10,828.5円
23:07 04/26
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.7 1.52 1.28 3.01
時価総額 29,863億円
比較される銘柄
富士通, 
日立, 
パナHD

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IXナレッジ Research Memo(4):大手顧客からの安定受注が強み。RPAやブロックチェーン等に展開


■強み

1. 大手顧客から安定受注
アイエックス・ナレッジ<9753>の強みは、コンサルティングからシステム開発、システム運用・保守に至るまでの総合的かつ一貫的なサービスを提供できる体制を整えていることを挙げることができる。加えて、創業以来長年にわたり構築してきた強固でバランスの取れた顧客基盤を有することも強みと考えられる。2019年3月期通期における主要顧客の動向を見ると、構成比の大きいトップ5社のうち、KDDIグループ(システム検証案件受注拡大など)、NTTデータグループ、日立グループ(車載システム案件受注拡大など)、日本電気(NEC)<6701>グループ向けで構成比が上昇し、唯一みずほフィナンシャルグループ<8411>(次期システム案件縮小など)向けで構成比が下がった。大手10社の構成比は73.4%(前期は70.8%)となり、上位集中度が高まっている。

さらに、これらのユーザーとの取引関係で蓄積してきた業務知識やノウハウを保有することも強みとなっている。銀行の外為システム開発に関しては、ユーザーから同社の実績が評価され、大手システムインテグレーターを経由せずにエンドユーザーと直接取引しているのは、その表れと言える。

2. “攻めのIT”の一環としてRPA、ブロックチェーンを積極展開
同社は “攻めのIT”分野として、IoT、ビッグデータ、AI、ロボティクスなどの技術を駆使して顧客企業のサービス強化やビジネスモデルの変革を支援する分野と領域を定義している。“攻めのIT”のアプローチとしては、“お客様との共創”を基本スタンスとしており、これまで築いてきた大手顧客との関係を生かして展開している。様々なプロジェクトがある中で、直近で同社が注力するのが「RPA(Robotic Process Automationの略。ルールエンジンやAI、機械学習といった高性能な認知技術を用いることにより、定型的な事務作業を自動化・効率化すること)」である。RPA市場でのシェアの高いツールである「WinActor」と「UiPath」の取り扱いを既に開始し、導入から業務への適用を含めた支援体制を整備済みである。また、同社はブロックチェーン技術の蓄積に積極的であり、2019年3月にはブロックチェーン活用サービスの実証実験を開始した。推進を後押しする組織としては、オープンイノベーション戦略事業部が2018年4月に設立された。この組織は、企業のデジタルトランスフォーメーション(情報技術が社会や企業のあらゆる領域に浸透することによってもたらされる変革)を支援するための商品・サービスを顧客企業、パートナーと連携し、組み合わせて提供することで新たな高付加価値のビジネスモデルの創出を追求する。また、中核事業部門と相互に連携し、協業を積極的に推進する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《YM》

 提供:フィスコ

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