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6176 ブランジスタ

東証G
620円
前日比
+1
+0.16%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
16.1 3.60
時価総額 90.4億円
決算発表予定日

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ブランジスタ Research Memo(1):「アクセルジャパン」で成長加速


■要約

1. プロモーション支援、メディア、ソリューションの3事業を展開
ブランジスタ<6176>は、顧客企業の事業規模拡大と地域経済の活性化を目的に、プロモーション支援事業、メディア事業、ソリューション事業の3つの事業を展開している。プロモーション支援事業では、企業の成長を加速させ、日本経済の再興に貢献する企業応援プロジェクト「ACCEL JAPAN(アクセルジャパン)」を展開している。「アクセルジャパン」では、これまで高額な費用を必要とする有名タレントを活用したPRが、低価格かつ初期費用無料、月額定額制で使える。有名タレントの写真や動画を、自社のプロモーションツールや採用などのブランディングに活用できるだけでなく、経営者の学びと交流の場などを提供している。メディア事業では、雑誌の良さとウェブならではの表現力と利便性を兼ね備えた、無料で読める独自企画の電子雑誌を制作・発行している。主力の「旅色(たびいろ)」では、有名俳優が全国の旅の楽しみを紹介するほか、自治体とタイアップして発行する専用の電子雑誌の提供をしており、オプションである紙冊子や動画の制作を受注することも多い。また、男性のためのライフスタイルマガジン「GOODA(グーダ)」や暮らしスタイルマガジン「マドリーム」など、様々な電子雑誌も発行している。強みは、有名タレントなどのキャスティング力、クリエイティブによる独自の企画力、全国規模のプッシュ型提案営業にある。ソリューション事業では、ECサイトの運営に欠かせない広範囲なサポートをワンストップで提供している。ツールの提供だけでなく経験あるディレクターが、その時々に必要な業務に対して、柔軟かつ迅速に対応できる高付加価値なサービスとなっている。

2. 有名タレントを低価格かつ初期費用無料、月額定額で販促や採用に利用できる「アクセルジャパン」が大好評
「アクセルジャパン」の強みは、低価格に加え初期費用無料かつ月額定額制で、写真素材や動画素材を使用でき、様々な広告やプロモーションに利用できるなど、非常に利便性が高い点にある。2022年10月に開始したばかりの事業にもかかわらず、大変好調となっている。

3.「アクセルジャパン」の好スタートで成長が加速、中期経営計画も上方修正
2023年9月期の業績は、売上高4,558百万円(前期比35.7%増)、営業利益604百万円(同136.0%増)と非常に好調で、売上高、利益ともに過去最高を更新、期初の通期業績予想に対して大幅な超過達成となった。業績好調の最大の要因は「アクセルジャパン」の好スタートにあり、業績全体を押し上げ、成長を加速。このため中期経営計画で2024年9月期に目標としていた業績を1年前倒して達成することとなった。同社は中期経営計画をローリングし、2023年9月期以降の業績目標を1年前倒しで達成する見通しで上方修正したうえ、新たに2026年9月期の目標値を売上高6,000百万円、営業利益1,300百万円と設定した。

4. 2024年9月期も引き続き「アクセルジャパン」が業績をけん引する見通し
同社は2024年9月期業績については、売上高4,800百万円(前期比5.3%増)、営業利益800百万円(同32.4%増)と新たに見込んでいる。プロモーション支援事業では、引き続き「アクセルジャパン」が業績をけん引する見通しで、プッシュ型営業やエリア販売施策などによって新規契約を増やしながら、参画企業と当社営業担当やサポート担当との定期的なミーティングの実施や成功事例の共有など、サポートの充実によって契約更新を拡大する方針である。なお、2024年9月期に2年目を迎えた「アクセルジャパン」は新規件数に追加し、更新件数も上乗せとなるため、再び業績の超過達成が期待されている。
メディア事業では、「旅色」で各地域の特集企画を増やすとともに、自治体とタイアップした地域一体型プロモーションを強化する計画である。ソリューション事業では、ECサポート関連の新規契約数の増加や単価向上を図る。

■Key Points
・有名タレントの写真や動画を月額定額制で広告などに使える「アクセルジャパン」が大好評
・「アクセルジャパン」がけん引し、2023年9月期業績は大幅増収増益、超過達成となった
・さらに中期経営計画を1年前倒して上方修正、新たに2026年9月期営業利益1,300百万円を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《AS》

 提供:フィスコ

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